1カ月1000円工作
梅雨を楽しく快適にするものを1000円で作っちゃおう!
梅雨を楽しく快適にするグッズ、見参!
ということで、発表会場である会議室は謎の熱気に包まれております。今回は、メンバー全員がそろいました。なんだかワクワクしてきますねー。
それでは、いよいよ発表です。紅一点の町田さんからとなりました。
セッティングが必要ということで、副編集長と一緒にホワイトボードに制作物を貼り付けてます。これを見ながら、ほかのメンバーは「なんだろう?」と予想。
準備完了! でも、やっぱりなんだかわかりません……。なんだろう?
紐を引っ張ると、広がりました。これはオーニングシェード。つまり、可動式の日よけです。
町田さんいわく「私が一番キライなのは、朝洗濯物を干したのに雨が降って洗濯物がぬれてしまうこと。また、去年ミラノに留学していたときのアパートに、オーニングシェードが付いていたので憧れていました。あれが欲しいなと思ったんですけど、15万円くらいするんです。そこで自分で作ってみようと思いました」とのこと。
材料費は986円。屋根部分は100円ショップで買った防水テーブルクロス。持ち運びなどを考えてひも状のカーテンレールを使いましたが、ここを棒状のものにすると強度が増すそう。
また、横に棒を渡せばさらに丈夫になるそうですが、予算の関係で断念。あと150円あれば……。でも、これが1カ月1000円工作なのです!
サラリーマン工作員は「雨」にまつわるグッズを
お次はサラリーマン工作員の発表です。まずはサワイさんから。
テーマは「雨の日自体を楽しもう」。そして、作ったのがこちらです。
おお? なんでしょう。これは動画で見ていただきましょうか。
丸い窓を開けると、そこには雨の景色が! そう、雨の景色の動画を再生するiPhoneをセットした、雨の日のインテリアなのです。芬陀院をヒントにしたというだけあって、和風ですねー。
ちなみに、左がiPhone 6/6s用、右がiPhone 6/6s Plus用。それぞれ材料費は500円。2つで1000円。かなりコストパフォーマンスいいですね。
背面。アップルのマークのあたりは和風にデザインされています。下の穴はLightningケーブル用。充電しながら使用できます。
障子の部分は半紙を貼ったそう。かなり手が込んでますね。
さて、サラリーマン工作員2号(?)のムカイさんは、「狭いところから借景を楽しむ」というコンセプト。そして作品がこちら。
超コンパクトなお茶室のようなオブジェです。しかし、これでは全然梅雨とは関係ないですよね。そこでこちらもiPhoneが登場します。
背面からiPhoneを挿入します。ちなみに、木は針金とスポンジで作ったそう。細かいですね。
入り口から覗いてみると、丸い窓から向こうの景色が見えます。この状態で、iPhoneでムカイさん特製の動画を再生します。
するとどうでしょう! 丸い窓の向こうに雨が降りました! どういう原理なのでしょうか?
小部屋の床に穴があいてます。この下にセットしたiPhoneの画面がのぞいています。
小部屋のなかに、プラ板が入っています。これに反射して丸窓にiPhoneの画面が映し出されるように見えるのです。ちなみに、掛け軸もあるんですよ。なかなか凝った作品ですね。
サワイさん、ムカイさんとも「これおみやげ品として売れないかな」と言っていました。メーカーさん、どうですか?
やまざきさんは梅雨の定番アイテムで
最後はやまざきさんです。
「梅雨なんで、素直に傘かなと。何の変哲もない傘なんですけど」
と開いた傘。何やらいろいろ機材が付いているので、全然“何の変哲も”ある傘ですが……。
が、ここでトラブル! どうやら断線している様子。しかしそこはものづくりに慣れたやまざきさん。その場で修理をします。
修理も無事終わり、お披露目です。スイッチを入れると、傘の露先に取り付けたLEDが光ります。このライト、コントロールが可能です。その様子を見てみましょう。
「傘の先が光るので、うっとうしい気分を少し変えられるかなと。コンビニとかで傘を間違えられることあると思うんですけど、これならゼッタイ間違えられません」
やまざきさん、ちゃんとコンビニで検証までしていました。すごい!
材料費は980円。一番高かった材料はケーブル。全部で3mほど使っているそうです。バッテリーは9Vの乾電池を使用しています。
ここでやまざきさんの名言が飛び出しました。
「ハッカソンとかで、困ったら光らせておけばいいみたいな(笑)。審査員受けするために、なんか物足りないなと思ったら光らせておけばいいんですよ。そういう安易なことを何度もやっています(笑)」※
ハッカソンでなかなか入賞できないとお悩みの方、このやまざきメソッドを活用してみてはいかがでしょうか?
ということで、発表会はこれにて終了。今回も個性的な作品がそろいました。この発表会、毎回何が飛び出すかわからないので、面白いんですよねー。
※この発言は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。
だ、誰か来た! 一体どうなる?「1カ月1000円工作」
発表会後、みんなで作品についてあーだこーだ言って和んでいるとき、二人の男が現れました。緊張が走る会場。
「1カ月1000円工作、僕たちにもやらせてください!」
どうやら、ものづくりに自信のある人が、参加表明にやってきた模様。副編集長は、その二人を次回の企画にゲスト参加させることをその場で決定しました。果たしてこの二人は何者なのか? そして、「1カ月1000円工作」はどうなってしまうのか?
次回、刮目して待て!