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1カ月1000円工作

1カ月1000円工作シーズン2始動!! 冬を楽しくするグッズを1000円で作ってみよう!

1人で気軽に焼きマシュマロが作れる!

そんなこんなで、発表会当日。では、発表していただきましょう。

じゃんけんの結果、ひとしんしさんからとなりました。それではどうぞ!

「100円ショップのMDF製クリップボードと灰皿、キャンドル、マッチで作りました」

はて、これはなんでしょう?

「セットしますね」

そういってひとしんしさんがセッティングを開始。灰皿の中にはマッチとキャンドルが入っていました。灰皿の下側にキャンドルをセット。上皿もそのまま使っているようです。

マッチでキャンドルに火をつけるようですが、マッチがなかなか点火せず。結局みんなで試して、やっとつきました。海外製のマッチはつけるのに手間取りますね。

無事キャンドルがつきました。さて、これからどうなるのでしょう?

「冬なので、温かいものが食べたいですよね。海外では、よく冬にマシュマロを焼いたものを食べたりします。それを自宅で手軽にできる一人用マシンを作りました」

なるほど。一人用マシュマロ焼き器ですね。串に刺したマシュマロをハンドルにセットして、上の角のような部分にセット。

串を回しながら焼いていきます。キャンドルの炎でも結構ちゃんと焼けるものですね。会場にもマシュマロが焼ける甘い匂いが漂い始めました。

ほどよく膨らんできたらちょうどよい焼き加減です。中はとろとろになっているはず。これをこのまま食べてもいいのですが、ひとしんしさんがビスケットと板チョコを取り出しました。

「キャンプなどでマシュマロを焼くことがあるんですが、アメリカではビスケットにチョコとマシュマロを挟んで食べるらしいんです。で、それをやってみようかと」

このお菓子、スモアと呼ばれているとのこと。なかなかおしゃれじゃないですか。

スモアを食べるひとしんしさん。うれしそうです。

うーん、おいしそう! マシュマロ、ちゃんと伸びていますねー。こんなお菓子も、ひとしんしさんの作ったグッズがあれば、手軽にできます。

材料費は、ビスケット、チョコ、マシュマロまで含めて972円となりました。

今回で第6回となった1カ月1000円企画ですが、ここまで食べ物が前面に出ているものは初めてですね。新機軸!

編み物が苦手な人に贈る可変式編み機

2番手は皆川さんです。この企画には初参戦となります。さあ、どんなものを?

ニットの編み機を作りました。わかりやすいように途中まで編んだ状態にしています」

おおお、編み物。これも新機軸。こういう編み機って、100円ショップなどでも売っているそうなんですが、皆川さん製作のものはかなり高機能なんだそう。

「市販のものは、糸の太さや編みたいもののサイズに合わせてそれぞれ買わないといけないんです。そこで今回は、クリップで糸の位置を調節できるようにしてみました」

なるほど。これ1台あれば、幅広い編み物に対応できるというわけですね。冬に編み物という発想が女性らしい。

「なぜこれを作ったかというと、私は編み物が苦手なんです。棒編みは、目と目の間を均一のテンションにしなければいけないんですが、難しいんですよね。そこで、こういう補助器具があればテンションを均一にできるんです」

板には目盛りが打ってあるので、編むものによって間隔を変えることもできますし、小さい板のものも用意すれば、持ち運びもできます。ちなみにポイントは「クリップ」とのこと。安いクリップだと編んでいる途中にクリップの持ち手の部分が壊れてしまったりするそう。そのため、クリップだけはいいものを購入したとのこと。

実際編みやすそうですね。皆川さん、このあと毛糸の帽子を完成させていました。

材料費はMDF、クリップ、編み棒、輪ゴムで896円でした。

アジアンテイストあふれる卓上自然気化式加湿器

お次はやまざきさんです。さて、今回はどんなものを……。

「僕は作りながら説明しますね」

これもまた新機軸! 実演しながらプレゼンですか。何を作るんですか?

加湿器です。冬は乾燥しますからね」

なるほど。それでは作っていただきましょうか。

取り出したのはスターバックスコーヒーのトールサイズのカップです。事前にもらっていた作業風景にも出てきましたね。

「まあ、よくネットなどで見かける、簡単にできる加湿器なんですけどね」

そう言うと、カップに水を注ぎ始めました。そして……。

「キッチンペーパーを丸めて立てます。そうするとキッチンペーパーが水を吸って、湿度を上げてくれます。自然気化式ってやつですね

はい、それ知ってます。当たり前すぎて目が点になりますよ。

「これならよくある工作ですよね。でもこれだけじゃつまらない。そこで、フタに穴を開けてフタをします」

え、それで完成ですか? いや、加湿器っていうのはいいんですけど、なんかこう、1カ月1000円企画らしい何かがですね……。

これで終わったらめっちゃ怒られそうだなーと思って、作ってきました

そう言って取り出してきたのが、MDFでできたもの。これは?

カバーです。これをカップに巻きます。MDFで細かく切れ目を入れて、巻く。おしゃれでしょ? もう何でも光らせればいいという時代は終わったんですよ!」

細かい切れ目がたくさん入っているので、丸くすることができるようになっています。これをカップに巻くわけですね。

「このカバーはレーザーカッターで加工しました。ポイントは、フタとカップの隙間と、MDFの厚さが一緒というところ。2.5mm厚なんです。なので、フタがぴったりとMDFにはまるんです。偶然ですけど

偶然かい! と思わず突っ込んでしまいましたが、フタがぴったりハマることで、なぜかものすごいインテリア感がアップしました。アジアンテイストですね。

「これ、ちゃんと実用的なんですよ。実験してきました」

ということで、実験結果をご覧ください。

実験開始時の湿度は29%。乾燥してますね。

5時間後の結果がこちら。46%まで上がっています。おお、ちゃんと実用的ですね。

「パーソナル加湿器ですよ。上質な暮らしを提供します」

なぜか自信満々のやまざきさん。でも確かに、簡単にできる自作加湿器をMDFによりおしゃれにグレードアップ。しかも実用的で、冬の乾燥を解消してくれていますね。

材料費は、MDFが100円、ペーパータオルが100円、水が100円、スターバックスのトールサイズが400円ということでした。

お風呂のお湯張りを監視してくれるお役立ちグッズを電子工作で

最後は武井さん。こちらも初登場となります。さて、何を?

「一応電子工作要員という雰囲気がビンビンに伝わってきたので、電子工作モードでいきました。この逆さまの状態が完成形です」

シーズン2は、かなりぶっ飛んだ感じになっていきそうな予感……。で、これは何でしょう?

「冬は寒いのでお風呂入りたいですよね。でもお湯をはるのが面倒くさい。お湯をはったままテレビを見てたらあふれちゃった、なんてこともあるじゃないですか。そこで、お湯の量が適量になったらお知らせしてくれるマシンを作りました」

ああ、お風呂のお湯がちょうどいい量になったらお知らせしてくれる機械ですね。昔、そういうの売ってました。どういう仕組みになっているんですか?

中身はこうなっています。

「電池ボックスですね。ここに電池を入れるとピーッという音がします。このままフタをします」

音がしたままフタをするんですか。

「フタをしたあとに、ここに磁石で作ったフックを取り付けます。磁石がスイッチになっていまして、磁石がついているとオフ、磁石が外れるとオンになります。ここに適度な長さのひもをつけて、お風呂の栓に結んでおきます。その状態でお湯を入れていくと浮かんできます。ひもの長さ以上の水位になるとこの磁石が外れて、音が鳴るという仕組みです」

ほー、なるほど。磁石が外れると音が鳴る仕組みなんですね。

磁石につながったひもを引っ張って、磁石が取れると音が鳴りますね。しかし、か細い……。やまざきさんのGetWildが頭をよぎりました。

「電池を増やせば音は大きくなるんですけどね」

なるほど。簡単に回路の説明をしていただきましょう。

「簡単な回路を作ってきました。LEDの部分は、完成品では圧電スピーカーになっています。電圧をかけるだけで一定の音が出るシンプルなスピーカーです。ポイントは、リードスイッチです。リードスイッチに磁石をつけるとLEDが光る(=音が鳴る)。普通はこうですよね。でも、今回のは磁石が外れると音が鳴る。つまり、スイッチが逆なんです」

そこで武井さんは、トランジスタを使って回路を自作。B接点を作ってオンオフを逆にしているとのこと。

実は意外と凝ってるんですね。容器のほうも、水に浮いて、中に水が侵入しないもの、そして大きさ的にちょうどいいものを探すのが大変だったとか。

材料費は合計940円。ちゃんとレギュレーション内ですね。

独創性に磨きがかかったシーズン2。次回は花見を盛り上げるグッズだ!!

ということで、1カ月1000円工作シーズン2、第1回目(通算6回目)が無事? 終了しました。みなさんありがとうございました。

シーズン2になり、メンバーも増え、さらにさまざまな工作が見られるようになりましたね。次回は、もうひとつのチームが始動します。テーマは

「花見を盛り上げるグッズ」

です。さあ、どんなものが出来上がってくるのでしょうか? 楽しみですね。

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