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ものづくり系女子×エンジニア

アロマスタンドを3Dプリンタで作る (プリント編)

いよいよ3Dプリンターで出力開始

3Dプリンタに出力データを送る

2Dプリンタと同じように、3Dプリンタに原稿代わりの3Dデータを送る。同時に造形するパーツを配置する作業は、用紙上に印刷レイアウトを設定するような感覚だ。

造形スタート

稼働中の3Dプリンタの動きは、一定の動作を繰り返しているため意外に地味だと言われることが多い。5分もすれば、3Dプリンタの前から離れるかと思いきや、ものづくり系女子そっちのけで3Dプリンタに見入る鈴木さんと佐藤さん。「本当に2Dプリンタみたいにヘッドが動いてる!」「XYの平面方向で一層分を造形して……端まで行ったら、一段下がった!これでZ方向に積層させていくわけだ〜本当に3次元で印刷してる!」ほとんど解説もいらないほど、マシンの動きをつぶさに観察してレポートしてくれるのだった。

10分も過ぎた頃。「先生! 進捗はどのくらいですか?」「造形進捗は10%って表示されてますね!」一同「えー!!」そう、3Dプリンタはそんなに速いマシンではない。一般的な装置で、1時間で積層できるのは1cm〜3cmだ。今回造形するパーツは、最大で5cm。2時間弱の造形待ちをしながらの休憩時間中、皆川さんとのものづくりトークを楽しんだり、しぶや図工室のワークショップ受講者の作品を見てみたり、結局3Dプリンタの前から離れることがなかった鈴木さんと佐藤さん。造形完了が待ちきれない様子だ。

造形完了

今回使用した3Dプリンタは3D Systemsの旧Z printerシリーズのもの。造形後の作業は、他の3Dプリンタと大きく異なり、造形物は見えない状態となっている。敷き詰められた石膏の粉の、造形する部分だけにバインダ(ノリ)をインクジェットで塗布しているので、造形物は石膏の粉の中に埋まった状態で出来上がるのだ。私の取り出し実演を挟みつつ、全員が順番に取り出し作業を体験した。

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