fabなび
MONO(東京 お台場)
日本全国のファブ施設を紹介する「fabなび」、今回は2013年3月にオープンした「MONO」。
MONOは、ゆりかもめの「テレコムセンター」駅に直結したテレコムセンタービル東館の14階にある、コワーキングオフィスだ。後藤建築事務所株式会社が、東京都の臨海副都心MICE拠点化推進事業の補助を受けて設立。コワーキングスペースは982.5m2と広々としており、フリーシートと固定デスクのスペースのほか、工作室を備えている。また、仮眠室やシャワー室も備えており、入居者は基本的に365日24時間いつでも利用可能だ。
なお、入居者だけではなく、1日だけ使いたいという未契約者のために、1日ドロップインというシステムも用意されている。
「ものづくりに特化したコワーキングスペース」というテーマの通り、工作室には3DプリンタやCNC、レーザー加工機、ボール盤、糸鋸盤などが設置されており、入居者は自由に利用できる。なかには、入居者が自分の機材を持ち込み、他の入居者に自由に利用してもらっているものもあるという。
「ものづくり系のスタートアップを目指している方が多いですね。そのほか、IT関連の方やコンサル業といった方もいらっしゃいます」と語るのは、スタッフの齊藤雅枝さん。工作室があるということで、口コミでものづくり系の入居者が増えているということだ。
また、セミナーも頻繁に開催。ものづくり系だけではなく、起業家向けのクラウドファンディングや創業支援といった内容のものも行っている。加えて、産業技術総合研究所や東京都の産業技術研究センターといった、公的機関との連携もしやすくなっているのも特徴といえる。
「今後、MONOで大企業などからプロジェクトや仕事の種を受け、MONOの入居者やメンバーでそれを興していければいいなと思っています。個人やスタートアップしたばかりの会社は、大企業やメディアとつながることはなかなか難しいと思いますが、MONOを通して実現できればと思います。技術やアイデア、ネットワークが必要な場合には、こちらで開催するセミナーなどに参加いただいて、スキルアップなどしていただくこともできます」(齊藤さん)
また、MONOがアジアのものづくりの拠点となり、海外のものづくりの現場との交流を促進していきたいとのこと。MONOが、日本とアジアのビジネスシーンのハブとなるのが理想。すでに、海外の企業数社がMONOへの入居を検討しているという。
個人起業家が、大企業や海外の企業、メディアなどとつながれる場所になること。それがMONOが目指すところだ。料金が安く、環境も整っているコワーキングオフィスなので、ものづくりで起業をしたいと思っている人にはオススメだ。
概要
所在地 | 江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル東棟14階 |
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営業時間 | 無休 |
ウェブサイト | http://mono.jpn.com |
料金 |
固定デスク ブースデスク フリーシート 1日ドロップイン |
備考 | 入居時に審査あり |