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かんたん3Dモデリング~Fusion 360はじめの一歩

【第9回】これだけ覚えれば大丈夫! 4つの重要機能をマスターしよう!

「誰かの3Dデータじゃなく、自分で3Dデータからものづくりしたい! でも3D CADは難しいというし……」と、ためらっていた方にぴったりの3D CAD入門。Autodeskの無料で使える高機能3D CAD「Fusion 360」を操り、3Dモデリングの“はじめの一歩”を踏み出そう。

執筆は、まったくの3Dモデリング初心者にFusion 360を使った3Dデータ作りセミナーを各地で開催し、「Fusion 360 操作ガイド ベーシック編」と「Fusion 360 操作ガイド アドバンス編」「Fuision 360 操作ガイド スーパーアドバンス編」の著者でもある、3Dワークス 最高技術責任者の三谷大暁さんだ。

こんにちは、三谷です。

第9回は、モデリングの際によく使われる4つの機能についてご紹介します。この4つをマスターすれば、すごく多くのものをモデリングできるようになりますよ!

1.押し出し

本連載の第3回第4回でも使った機能で、3D CADを使用する際にほとんどの方が最もよく使う機能です。スケッチ断面を平行に、または角度をつけながら押し出すことができます。

2.回転

丸い形を作る際によく使用する機能です。半断面のスケッチを描き、中心軸を選択することで、ぐるん! と回してできる形状を作成できます。

3.ロフト

複数の断面をつないで形を作る機能です。複数断面をスケッチしておくことで、難しい形のものを簡単に作ることができます。下の形状は、2つの断面をねじりながらつなげています。

4.スイープ

断面を、ある軌道に沿って移動させた形を作る機能です。パイプ状のものや、何かに沿った形を作ることができます。特に断面が円のパイプ状のものは作ることが多いため、Fusion 360では「パイプ」という独立したコマンドになっています。

実は以上の4つが3Dモデリングをする上での最も基本的な機能で、多くのCADソフトにも実装されています。よく使うので、作成コマンドメニューの上のほうに並んでいますね。

第3回の連載でご紹介しましたが、3Dモデリングの極意は、以下の3ステップでした。

1.スケッチを描いて
2.それを押し出して
3.形状を編集する

実はこの2番目、「押し出して」の作業を、「回転して」や「ロフトして」に置き換えることで、どんな複雑な形状でも同じ要領で作れます。

3D CADを使いこなしている人がモデリングする際にまず考えることは、「この形を作るには、押し出しが早そうだな」とか「ロフトのほうがいいかな」ということです。その次に、押し出しやロフトを使用するにはどんなスケッチが必要かを考えます。実際の作業は、このスケッチを描くところから始まります。

例えば下のようなコップ、どうやったら作れるでしょうか? 押し出し? 回転? ロフト?スイープ?

正解は、全部です!
ひとつずつ見ていきましょう。

押し出しなら、ここからスタートです。底面のスケッチを描いて、押し出すのと同時に角度をつけます。出来上がった形状を[シェル]するとコップになります。

回転ならば、ここからスタートです。コップの半断面のスケッチさえ書いてしまえば、回転するだけでコップになります。

ロフトでも同様にコップを作れます。ロフトは複数断面をつなぐため、以下のようなスケッチを描きます。空中に浮いたスケッチを描くために、[オフセット平面]を使用すると便利です。ロフトでつないでから[シェル]をするとコップになります。

最後にスイープです。スイープには断面のプロファイルと、軌道のパスが必要ですので、以下のスケッチになります。形状を作成した後に、[勾配]コマンドで角度をつけ、[シェル]するとコップが出来上がります。

いかがですか? 1つの形状でもいろいろな作り方があります。モデリングに慣れた人は、コップを作りたいと思うのと同時に、どのコマンドでできるか、そして、どの方法が一番楽で簡単かを考えています。今回の例であれば押し出しが楽でしょうか。

身の回りにあるものすべてが練習問題です。「これはロフトかな?」「これは回転かな?」そういう目線で見ると世界が違って見えて面白いはずですよ! ぜひチャレンジしてみてください。

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