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イベントレポート

みんなが主役な大文化祭「ニコニコ超会議3」で見つけたfabなもの

ドワンゴおよびニワンゴが主催する大イベント「ニコニコ超会議3」が、2014年4月26、27日に千葉・幕張メッセで開催された。ニコニコ動画上で公開されている「踊ってみた」「歌ってみた」「つくってみた」といった動画作成者が、リアルイベントで登場。それを、普段パソコン越しで見ている人が訪れて、一緒の空間で楽しむという大きな文化祭のようなイベントだ。そのニコニコ超会議3から、fabcross的なものを紹介する。

今年で3回目を迎える「ニコニコ超会議3」。今年の来場者数は2日間で12万4966人、ニコニコ動画の公式生放送を視聴したネット来場者は759万5978人。会場となった幕張メッセは、多数の人でうめつくされていた。

出展しているのは、企業や個人。企業ブースは自社の製品やサービスなどを展示。個人ブースでは、自分で作ったものの展示や販売が行われていた。そのほか、自衛隊やJAXA、JAMSTEC、各政治政党なども参加している。

そして力士250人が参加した「大相撲超会議場所」では、地方巡業そのままにトーナメントが開催されるなど、とにかくノンジャンルでいろいろなものが一度に楽しめる、一大イベントなのだ。

そのなかから、fabcross編集部が見つけた、fabcross的なものを紹介する。 

押しても倒れない人間のようなロボットシステム

ニコニコ学会βブースは、研究成果を発表する個人や団体が並ぶ。そのなかに、「fabcross Meeting」にも登壇していただいた、吉崎航氏を発見。「V-Sido」を展示していた。

V-Sidoは、全高4m、重量4tの搭乗型ロボット「クラタス」にも使われている動作制御システムの名称。人間がイメージする操作結果と、実際のロボットの動きの差分を補完し、人間のイメージ通りにロボットが動くようにするシステムだ。

展示されていた小型のロボットは、指で押しても、倒れそうで倒れない。まるで人間が倒れないよう踏ん張っているような感じなのだ。ロボットの動きというより、人間の動きそのものに見える。

人間に近い動きを、ロボットに行わせることができるシステムがV-Sidoなのだ。 

ポケット・ミクのデモンストーレションにはfabcross関連の人がいっぱい

こちらは、「超ボカロサミット」ブース。学研「大人の科学マガジン」と宇田さんとのコラボによる「歌うキーボード ポケット・ミク」を紹介していた。司会はJulie Wataiさん。

そして宇田さんのインタビュー記事を執筆いただいたpolymoogさんも登場。

宇田さんと大人の科学マガジン編集長西村俊之さんを含めた4人で、ポケット・ミクの使い方からアプリを使った歌詞の入力方法などを解説した。

動画や実演を交え、1時間にわたりトークが繰り広げられた。楽譜が読めなくても、ボーカロイドの使い方がわからなくても、ポケット・ミクがあれば簡単。初音ミクに歌わせることが可能だ。

3Dプリンタで作られたダイオウグソクムシ1号たん

こちらは「超ダイオウグソクムシブース」。ダイオウグソクムシに関するトークショーや、ダイオウグソクムシグッズを販売していた。そのなかでも目を引いたのが、3Dプリンタで出力したダイオウグソクムシだ。

鳥羽水族館で6年間の絶食の末、2月14日に死んだ通称「1号たん」を冷凍保存したものを3Dスキャンし、3Dプリンタで出力。使用した3Dプリンタは、3D Systemsの「ProJet 660Pro」だ。非常に精巧にできていた。

きのこの山とたけのこの里を自動仕分け

個人ブースが集まる「まるなげひろば」で見つけた、「きのこたけのこ判別器」。Webカメラできのこの山とたけのこの里を判別し、それぞれ仕分けしてくれるという、産業用ロボット(?)。プログラムで判別するものを細かく指定すれば、きのこの山とたけのこの里以外のものも仕分けできるようになるそうだ。

端から見たらちょっとアレな人に見えるVRシステム

「Oculus Rift」というアメリカ製ヘッドマウントディスプレイと、動きを入力するフィギュアを接続。ディスプレイ上には、フィギュアの動きに合わせて動く美少女キャラが表示され、フィギュアの手を上げれば、ディスプレイ上のキャラの手が上がる。フィギュアを傾ければ、フィギュアも傾く。

デモでは、パソコンのディスプレイでOculus Riftに表示されている映像を見ることができた。端から見れば、あらぬ方向を見ながらフィギュアをいじくり回している不思議な人に見えるが、当人は美少女キャラを自由に動かしていてご満悦だ。

アキバで手に入る部品で作れる気象観測ロガー

ニコニコ学会βブースで見つけた「KY-Logger」という、気象観測ロガー。京都大学総合人間学部酒井研究室とNTシステムデザインが共同開発した。Arduino Pro用シールドで、秋葉原で買える温湿度センサ「SHT11」や気圧センサ「LPS331」を搭載。その他、外付けセンサの利用も可能だ。データはmicroSDカードに保存する。単三電池4本で2~3カ月動作するという。詳細はこちらからどうぞ。

ということで、ごくごく一部ではあるが、fabcross的ニコニコ超会議レポートをお送りした。ニコニコ超会議は見るもよし、参加するもよしなイベント。おそらく来年も開催されると思うので、出展したい人は今から準備をしておいてはいかがだろうか?

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