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3D Hubs 3Dプリンタトレンド6月版、RepRapがシェア伸ばす

3Dプリンタ共有ネットワークサービスを世界展開する「3D Hubs」は、同サービスに登録された3Dプリンタに関する調査レポート(2015年6月版)を発表した。fabcrossで取り上げた前回(2015年5月版)と比較して、およそ1000台増加した。

プリンタメーカー別、実使用数分布 プリンタメーカー別、実使用数分布

3D Hubsの3Dプリンタネットワークに参加するプリンタの、メーカー別シェアはRepRapが全体の16.5%(5月比0.1ポイント増)を占めて1位。2位はMakerBotで15.0%(同0.3ポイント減)。3位はUltimakerが12.4%(同0.3ポイント減)、4位3D Systemsが6.3%(同0.2ポイント減)、5位Stratasysが4.0%(同0.1ポイント減)となっている。1~5位までの順位は5月と変わりはない。

ここのところずっとそれぞれのブランドのシェアは前月比で微減が続いていたが、今回は1位のRepRapがわずか0.1ポイントではあるが増加している。 

プリンタモデル別、実使用数分布 プリンタモデル別、実使用数分布

3Dプリンタモデル別では、「Ultimaker 2」が7.8%(5月比0.2ポイント減)で3カ月連続1位。2位は「Prusa i3」が7.3%(同0.2ポイント増)、3位「Replicator 2」が6.9%(同0.1ポイント減)。4位「Replicator 2x」は4.0%(同0.3ポイント減)、5位「Ultimaker 1」3.8%(同0.3ポイント減)となった。6位は「RepRap」3.2%(同0.1ポイント減)となり、ここまで先月順位は変わらなかった。先月まで4カ月連続でシェアを増やしていた1位のUltimaker 2だが、今月は0.2ポイントの減少となった。

3D Hubsはオランダに本拠を持つ3Dプリンタ共有サービスで、所有者が自分の3Dプリンタを登録し、ユーザーは3D Hubsのサービス経由で、最寄りの3Dプリンタから出力できる。記事執筆時点の3Dプリンタ登録数は1万7010台、150カ国に広がっている。 

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