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Monozukuri Ventures、2号ファンド一次募集完了——「安く、早く、安定した」開発体制の確立へ

ハードウェアスタートアップに特化したベンチャーキャピタルのMonozukuri Venturesは、「Monozukuri 2号ファンド」の出資企業一次募集が完了したことを明らかにした。今後は引き続き出資企業を募りながら、国内外のスタートアップへの投資を進める。

「Monozukuri 2号ファンド」の投資対象は、IoT、DX、少量生産に関する先端技術を持つ日米の企業や、スタートアップが開発する製品の試作や少量生産に対応する金型レス製造やバーチャルエンジニアリング技術を持つ企業が対象。1社につき3000万~5000万円を投資する。ファンドの出資企業は京都信用金庫、武蔵精密工業、村田機械の3社で、今後も出資企業を募りながら最終的には40億円規模のファンド組成を目指す。

Monozukuri Venturesは、Makers Boot Camp を運営していたDarma Tech Labsと、FabFoundryが2020年に合併して誕生した企業だ。アシックスとスマートシューズを共同開発したno new folk studio や、アバターロボット「ugo」を開発するMira Robotics 、スマートウインドウのatmoph 、NISSHAからスピンアウトしたmui Lab など、これまで日米合わせて32社に投資し、110件以上の試作プロジェクトに携わっているという。

同社は2021年度の計画として、安価で一定品質の少量生産の実現を目指し、資本提携先である企業と連携してスタートアップに特化した製品開発プロセスの構築を目指すとしている。また、梅小路京都西駅エリアの再開発プロジェクトにも参画し、試作や少量生産可能な拠点の準備も進めているという。

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