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どんな地形でも移動可能——多脚ロボット型「モバイルハウス」

コロナ禍の社会では、基本的な生活の形や考え方が大きく変わり、在宅勤務、ワーケンションなど仕事、住居、レジャーの融合的な考え方も選択肢となってきた。

ブルガリアを拠点とするコンセプトデザイナー兼3DデザイナーでもあるEncho Enchev氏は、どんな地形でも移動可能な「モバイルホームコンセプト」を発表した。

今回のコンセプトは、2人とペット1匹用に設計された未来的デザインのモバイルハウスで、外観はまるでSF映画に登場しそうな多脚戦車か昆虫型ロボットのようだ。脚部底面には厚さ5cmの滑り止め用ゴムが貼られており、2本の展開可能なスパイクを併用すれば、滑りやすく急な斜面などあらゆる地面に適応できるとしている。

胴体に相当する部分は直方体の居住スペースで、生活に必要な水タンク、パワーセル、ストレージスペースが組み込まれた構造で、インテリアはモダンでハイテク、ミニマリズム的な印象を与えるデザインだ。すべての窓は「スマートガラス」の技術を用い、遮光やモニター機能を有する。リビングやキッチン、ベッドルーム、シャワールームの他、「スタンダード」バージョンには、ATWヒートポンプ×1、マウンテンバイク×2、テーブルセット×2、非常用ディーゼル燃料発電機×1、BBQユニット×1、備蓄品とツールボックスなどが装備され、快適な日常生活とバケーションのどちらも堪能できるモバイルハウスとなっている。

家ごとどこにでも移動できるという夢のようなモバイルハウスだが、近い将来実現可能だとEncho Enchev氏は言う。

fabcross for エンジニアより転載)

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