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Fortis3D、チョップドガラス繊維20%含有高強度フィラメント「PA-GF20」「PK-GF20」を発表

PA-GF20

Fortis3Dは、FFF方式3Dプリンター用フィラメント「PA-GF20」「PK-GF20」を発表した。2023年4月10日の発売予定で、公式Webサイトにて先行予約を受け付けている。価格はどちらも60ドル(約7900円)だ。

photo PA-GF20

共重合ナイロンベースのPA-GF20は、細かく切断したグラスファイバーを20%含有することで強度と剛性を高めている。剛性を高めながらナイロンの靭性を維持するとともに、一般的なガラス繊維強化PA6素材より吸湿や糸引きを抑える特性を持つ。

photo PA-GF20

PA6ベースのフィラメントより吸湿性は30%低く、薬品や摩耗、紫外線、加水分解への耐性を備える。耐熱性は220℃と高く、治具から固定具、機能パーツなどの高性能アプリケーションの造形に適している。色はブラックとナチュラルを用意する。

photo PK-GF20

ポリケトンベースのPK-GF20は、PA-GF20と同じく細かく切断したグラスファイバーを20%含有することで強度と剛性を向上。PA6ベースのフィラメントより吸湿性は70%低く、生産時のCO2排出量を最大60%削減するとともに、薬品や摩耗、紫外線への耐性を備える。吸湿性が低く湿度の高い場所でも寸法や機械強度を維持するため、高性能な機能パーツの造形に適している。色は、ブラックとグレーを用意する。

photo PK-GF20

PA-GF20とPK-GF20のプリント設定は、ノズル温度270~290℃、ホットベッド温度70~90℃、プリント速度60~100mm/s、冷却0~25%、ノズル径0.4mm以上、レイヤー高さ0.25mm以上を推奨している。

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