イベントレポート
Maker Faire Tokyo 2015レポート——Makerの興奮が日本の夏を熱くする!
長蛇の列が今や遅しと開場を待っている。夏の日差しにも負けない熱気が、ここお台場はビッグサイトの西4ホール前を包む。2015年8月1日、今年もMakerの祭典、Maker Faire Tokyoが開催された。ビッグサイトという大きな会場、夏休み真っ盛りの8月最初の週末、例年と異なる状況に当初はとまどいもあったが、大盛況のうちに幕を閉じた熱狂の模様をレポートする。 (撮影:SHIGS)
広い会場に例年以上のゆったり感
来場者が一通り入場したあと、改めて会場内に足を踏み入れる。前日のプレ取材時にはがらんとしていた場内がたちまち人の波にのみこまれる。とはいえ、行き交う人の肩がぶつかる例年のような窮屈さはなく、広くなった会場の効果を感じる。
まず向かったのはロボットのコーナー。会場の左隅の一角だが、早くも人だかりがしている。ロボットはMakerなら誰しも一度は作ってみたいあこがれの創作物だ。このFaire自体のキャラクターにもなっている。
特に印象に残ったのは、年末に久しぶりの新作が公開されるあの映画のロボット。版権的にどうか、気になって聞いてみた。「許可は取りました。ビジネスにしないこと、ストーリーに触れないこと、条件は2つだけでした」。さすがL氏、なかなかの太っ腹だ。
他にもさまざまなブースにロボット愛にあふれた作品が並ぶ。