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イベントレポート

Maker Faire Tokyo 2015レポート——Makerの興奮が日本の夏を熱くする!

生活を楽しく、豊かにするエレクトロニクス作品

生活を豊かにするものをエレクトロニクスの力で実現したい。エジソン以来の遺伝子はMakerにも受け継がれている。ここ数年はIoT(Internet of Things)がもてはやされ、クラウド技術がもたらす作品が日常生活にも新たな光をあてる。生活雑貨がキャラクターになり、靴やメガネといった身の回りの品物が情報そのものになる。ライフスタイルの変容をもたらす数々の作品が展示されていた。

テレビの上に置いておくと音声に反応してリアクションをする。(ベゼリー) テレビの上に置いておくと音声に反応してリアクションをする。(ベゼリー)
雑貨に目玉をつけるだけでキャラクターに変身。クラウドでインタラクティブに反応する。(neurowear) 雑貨に目玉をつけるだけでキャラクターに変身。クラウドでインタラクティブに反応する。(neurowear)
快適な環境を求めて動き出す植木鉢。同時にその様子を自らツイッターにつぶやく。(Team8) 快適な環境を求めて動き出す植木鉢。同時にその様子を自らツイッターにつぶやく。(Team8)
布団をコントローラーにしたゲームアプリ。体を動かすと天井に映ったゲーム画面が変化する。(Enter Maker) 布団をコントローラーにしたゲームアプリ。体を動かすと天井に映ったゲーム画面が変化する。(Enter Maker)
LEDや基盤を使ったテクノ手芸作品も健在。(テクノ手芸部と中村崇之) LEDや基盤を使ったテクノ手芸作品も健在。(テクノ手芸部と中村崇之)

ギャグや癒やしの作品も元気

「これ、何?」一見すると何の役に立つのか分からない作品。ばかばかしいながらもなぜか癒やされてしまう作品。Make Meeting から続くお家芸(?)の作品群も健在だ。ギャグ満載のローテク作品に「これなら自分も作ってみようか」と考える人もいることだろう。こういったビギナーフレンドリーもMaker Faireの特徴。ただ、見た目はあくまで軽いジョークなのに、裏では最新テクノロジーが稼働している作品も。いわば羊の皮をかぶったオオカミのようなものだ。あなどれない。

1980年代のアーケードゲームを最新技術で再現。筐体は古いが中身はすごい。(タイニィスタジオ) 1980年代のアーケードゲームを最新技術で再現。筐体は古いが中身はすごい。(タイニィスタジオ)
手をたたくと馬のロボットが走り出す。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)をつければ、ジョッキーの視点に。(LeapMotionDevelopersJP) 手をたたくと馬のロボットが走り出す。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)をつければ、ジョッキーの視点に。(LeapMotionDevelopersJP)
マジックテープをばりばりとはがすだけの装置(右)、カップ麺のスープ袋を振ってくれる装置(中央)など、ひたすらくだらなさを追求。(ススガ全自動P/ぶどう茶) マジックテープをばりばりとはがすだけの装置(右)、カップ麺のスープ袋を振ってくれる装置(中央)など、ひたすらくだらなさを追求。(ススガ全自動P/ぶどう茶)
子どもの頃、誰でもやった経験がある電灯のひもシャドーボクシング。音と影絵が雰囲気を盛り上げる。(ぽんず) 子どもの頃、誰でもやった経験がある電灯のひもシャドーボクシング。音と影絵が雰囲気を盛り上げる。(ぽんず)
カエデの種子が舞い落ちる模様を再現した飛行体。操縦もできる。(大人の科学) カエデの種子が舞い落ちる模様を再現した飛行体。操縦もできる。(大人の科学)

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