イベントレポート
銭湯&モデリング、データだけでなく裸の付き合いもアリなコミュニティ「3Dモデラボ」
見事「モデラボ賞」に輝いたのは、「町工場のおやびーん」さんによる髭剃りスタンド「髭剃りを背負わされる少女」。
ハイクオリティなフィギュアと髭剃りスタンドを一体化した作品で、会場でも感嘆の声が上がる出来。町工場のおやびーんさんにはXYZプリンティングジャパンの3Dプリンタが贈呈されました。
この後、全員で銭湯に移動し、見学を挟んで入浴。日本に2人しかいない銭湯絵師の方が描いたという立派な絵とスカイツリーが見える露天風呂が見事な浴室の真ん中には、今回のコンテストで「バスクリン賞」に輝いた「シャボン玉で遊べる石鹸トレイ」を切削機で造形したものと「進めバスマリン!」を3Dプリンタで造形したものが用意されているという粋な計らいが! これは作った人にとっては何よりもうれしいですよね。
モデラボは2015年9月現在で登録ユーザー数が約1900人、コンテストに参加する人の多くは仕事などで設計やモデリングに携わる人とのことで、こういったコンテストやイベントは自分の技術力を生かした「息抜き的ものづくりの場」として活用されているようです。
「モデラボ」以外にも、さまざまな3Dデータの共有サービスがありますが、定期的にオフラインイベントを開催しているのがモデラボの特徴。今回の表彰イベントの前にも、銭湯に入った後にモデリングを学ぶワークショップを開いたり、1970年代に流行った「スーパーカー消しゴム(みたいなもの)」を3Dプリンタで出力して遊ぶ「モデ1GP」を開催したりするなどユニークな企画もたくさんあります。
ユーザー間の交流にも積極的なモデラボ。腕に覚えのある人も、これからの人も自分の作品を投稿して、新しい3Dコミュニティに参加してみてはいかがでしょうか。
ここまで読んで頂いてお分かりの通り、入浴シーン的なものは無いのでのれんで勘弁してください。