今週行ってみたいイベント
情の時代にテクノロジーはどう寄り添うか——「あいちトリエンナーレ2019」(名古屋市/豊田市)
愛知県で3年に1度開催される国際的な現代アートの祭典として毎回注目を集め、アートにとどまらず、ダンスや演劇などさまざまなジャンルで楽しむことのできるイベント『あいちトリエンナーレ2019』が2019年10月14日まで愛知芸術文化センターを中心に名古屋市と豊田市の計4エリアで開かれている。
アートには未来のデザインやテクノロジーのヒントがある
いろいろと話題な今回のあいちトリエンナーレ。一つの作品の展示中止がきっかけとなり「表現の自由」について主催者側、アーティスト側の思いが交錯し、残念ながら現在も展示が中止されている作品が数多くある状況だ。これはアート業界だけのお話ではなく、センサーなどで情報を取得し、表現やものづくりをする我々にも関わる出来事だ。もし本記事を読んで興味を持ってもらえるなら、展示作品の数が少なくてもその現状も踏まえて足を運んでみてほしい。本記事では現在展示されている作品の中からfabcross読者向けの、テクノロジーや造形的にユニークな作品を紹介しようと思う。
以前イベントレポートでも紹介したこの作品があいちトリエンナーレでも展示されている。ニューヨーク市の街頭で収集した煙草の吸い殻、チューインガムからDNAサンプルを取り出しそれに基づいて3Dプリントされた肖像のシリーズだ。
「あいちトリエンナーレ2019」
会期:2019年8月1日(土)~2019年10月14日(月)
※開館時間は各会場により異なる
会場:愛知芸術文化センター(愛知県名古屋市東区東桜1丁目13−2)を含む名古屋市と豊田市の4エリア
入場料:1DAYパス:一般1600円、大学生1200円、高校生600円、フリーパス:一般3000円、学生、2300円、高校生1100円
休館日:月曜日(祝休日は除く)
オフィシャルサイト:https://aichitriennale.jp/index.html
主催:あいちトリエンナーレ実行委員会