今週行ってみたいイベント
知恵と工夫の玉手箱! 奥深きパッケージの世界——「現代日本のパッケージ2019」(江戸川橋)
パッケージに関わる3つの大規模コンクールの受賞作品を展示し、現代のパッケージデザインや機能の進化を紹介する展示会「現代日本のパッケージ2019」が2019年12月8日まで印刷博物館で開かれている。
パッケージは人の心を動かし、生活スタイルまでも変えていく
パッケージのデザインと聞くと、パッケージに印刷されるデザインを思い浮かぶのではないだろうか。だがパッケージは構造、素材、塗装、などさまざまな視点から工夫改良が行われ、使いやすさ、内容物の保護、購買意欲を引き立てる効果を生み出している。本展では、第58回ジャパンパッケージングコンペティション(日本印刷産業連合会)、日本パッケージデザイン大賞2019(日本パッケージデザイン協会)、2019日本パッケージングコンテスト(日本包装技術協会)の3つのコンテストから受賞作品を展示し、現在のパッケージの機能や進化を紹介している。本記事では展示の中から構造や技術が際立つパッケージをいくつか紹介したいと思う。
パッケージは商品を包み保護するもので商品の付随的イメージが強い。だが本展を見ているとパッケージ自体を工夫することで、生活スタイルを変えたり、商品自体の市場を広げたりすることができる重要なツールであることに改めて気付かされる。その他にも購買時や使用時に人の心を掴む工夫がちりばめられていて、それらを技術的にもコスト的にも実現させる開発者の取り組みはとても興味深かった。ぜひ足を運んでみてほしい。
「現代日本のパッケージ2019」
会期:2019年9月28日(土)~2019年12月8日(日) 10:00~18:00(入場は17:30まで)
会場:印刷博物館 P&Pギャラリー(東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル)
入場料:無料
休館日:毎週月曜(11月4日は開館)、10月15日(火)、11月5日(火)
オフィシャルサイト:
https://www.printing-museum.org/exhibition/pp/190928/
共催:凸版印刷 印刷博物館、日本印刷産業連合会、日本パッケージデザイン協会、日本包装技術協会