Fabbleの使い方
FabbleはクリエイターのFacebook——授業でFabbleを使ってみて
プロジェクトを開始するにあたって、まずFabbleのプロジェクトにタイトルをつけます。私は世の中に存在する膨大な自然物の中からなにをモチーフにすれば、魅力的なランプを作れるのか悩みました。そこで初めに思いついた大好物なパイナップルをタイトル欄に書き込みました。目標が決定したところで、次は製作手順を考えます。
プロジェクトごとにカバー写真を投稿することもできるのですが、この時点では載せるものがないので適当な写真を見つけます。私は生のパイナップルの画像が宙に浮かんでいる写真を登録しました。これをするだけでプロジェクトが始まった実感が湧いてきます。
次はプロジェクトのサマリーに、プロジェクトを始めたきっかけや目標などを記します。このサマリーは製作過程で軸がブレないように完成まで支えてくれます。
そして早速メモを投稿していきます。授業で聞いた重要なポイントや、ふと思ったアイデアや、スケッチなどの写真を撮り、見栄えを気にせずどんどんメモを加えていきます。私の場合は街中で見かけたおしゃれなランプを撮影したり、折り紙でパイナップルを表現した作品を参考に投稿しました。写真は何枚でも追加できます。これまで作っては捨てられていたプロトタイプもしっかり撮影して記録に残していきます。
プロトタイプを通じて発見したことなども書いていきます。
メモが進んでいくと、自動的にプロジェクトの方向性も明解になっていきます。サマリーやカバー写真は適宜アップデートします。どんどん作品が洗練されていくようでやる気が出てきます。
完成に近づいたらレシピを書き始めます。レシピにはこのランプを作る手順をまとめます。これまでメモに加えてきた内容や写真を整理して、必要なところを投稿するだけなので1〜2時間で書き上げることができました。日記的な感覚で書いていたメモとは違って初めて作品について知る人も手順がわかりやすいように丁寧に説明を書いていきます。使った素材などの名前や入手先などは特に詳しく記します。
そして授業やイベントでプレゼンテーションのスライドとして使います。プレゼンテーションで作品を作り上げるまでのプロセスについて質問された時はメモに移ってそちらで質問に対応する場面もありました。Fabbleのリンクをシェアすることができるので聞いている人にとっても分かりやすいのではないかと思います。