新しいものづくりがわかるメディア

RSS


fabなび

立体造形工房 神田(東京 芝公園)

「立体造形工房」は2014年8月に芝公園駅近くに移転しました。本記事は2014年3月取材当時の情報です(編集部追記 2015年7月8日)
日本全国のファブ施設を紹介する「fabなび」、7回目は2012年4月に営業を開始した「立体造形工房 神田」。

立体造形工房 神田は、都内でビジネスから個人ユースまで幅広く総合印刷サービスを展開している東京リスマチックが運営する、立体造形出力サービス店舗だ。JR神田駅から徒歩5分ほどに位置する、東京リスマチック内神田店の地下にある。

階段を降りて行くと店内へ。受付の後ろではスタッフの方々がそれぞれ作業を行っている。通常、作業場は見えないようにするものだが、あえてオープンにし、工房の雰囲気を演出しているということだ。

基本的には、立体造形に関する相談を幅広く受け付けているとのこと。現在はビジネス用途がメインだが、個人の相談にも応じてくれる。リスマチックの伝統にのっとり、3Dプリンタでの出力料金を明示しているので、安心して利用できる。

なお、出力素材は石膏(フルカラー)のほか、12種類の樹脂にも対応。ゴムライクやPPライク、ABSライク、カラー、高透明などバリエーションが豊富だ。

出力サービスだけでなく、3Dスキャンサービスも用意している。ハンディスキャナを使った高精細3Dスキャンサービスは3万円(税別)から。また、独自のシステムで人間の全身をスキャンしてフルカラー石膏出力をする「瞬撮ご来社スキャンサービス」もある。こちらは、3Dスキャンから石膏出力までがワンパッケージになっており、高さ10cmのフィギュアなら6万円(税別)で作成が可能。記念品などに作る人も多いということだ。

立体造形工房 神田の特徴は、納期の早さ。法人からの受注が多い関係上、早い納期が望まれる場合が多いという。他の出力サービスでは平均1カ月ほどかかるところ、立体造形工房 神田では2週間で納品することが可能ということだ。

最近では個人の利用も増えてきているという。しかし、個人では3Dデータの扱いや、3Dプリンタでの出力に関しての知識やノウハウがない人が多い。

「我々はフェイストゥフェイスということを大事にしています。お客様と対面してアイデアを出し合えば、いいものが出来上がってくる可能性が高まります。3Dデータの扱いに不慣れだという方も、うちに来ていただければ、アドバイスをさせていただいております」(マネージャー 兼松将堂さん)。

母体がDTPやオフセットなどの印刷サービス事業を行っているため、そのノウハウはこの立体造形工房 神田にも受け継がれている。もし、3Dプリンタを使って立体造形をしたいがどうしていいのかわからないという場合は、相談に訪れるといいだろう。

概要

所在地

東京都港区芝2-1-28
成旺ビル6F

営業時間 平日10:00~17:00(土日祝日は休み)
ウェブサイト http://www.lithmatic.net/3dprinter/
予約 可能
受注対応
料金

瞬撮ご来社スキャンサービス
3Dデータ制作料金5万円+石膏出力サービス料金(1万円~。出力サイズにより異なる)

じっくり高精細スキャンサービス
最低料金(参考)3万円~

石膏出力サービス
3Dデータ処理料金+出力料金
出力料金(参考)造形容量(5cm3)6000円~

樹脂出力サービス
3Dデータ処理料金+出力料金(出力時間+樹脂材料費)+サポート材除去作業料金
※出力解像度、材料、造形容量により異なる

納期

標準(5営業日以内の店頭引き取り/発送)を基準として、最速48時間仕上げ(料金100%割増)から、納期おまかせ(7日以上、料金15%割引)まで6段階。

決済方法 現金・クレジットカード

 

機材

3Dプリンタ:「3D Systems ProJet HD 3500Plus」 3Dプリンタ:「3D Systems ProJet HD 3500Plus」
3Dプリンタ:「ProJet HD 3000」 3Dプリンタ:「ProJet HD 3000」
3Dプリンタ:「3D Systems ZPrinter 650」 3Dプリンタ:「3D Systems ZPrinter 650」
3Dプリンタ:「Stratasys Objet500 Connex」 3Dプリンタ:「Stratasys Objet500 Connex」
3Dスキャナ:「Creaform VIUscan」 3Dスキャナ:「Creaform VIUscan」

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る