fabなび
Co-Box(大阪 天満橋)
2014/06/19 17:00
日本全国のファブ施設を紹介する「fabなび」、今回は大阪の官庁街、天満橋にあるコワーキングスペース「Co-Box」。
京阪・市営地下鉄天満橋駅から谷町筋に沿って南に5分ほど歩いたところにあるCo-Box(コーボックス)は2014年2月にオープンしたばかりのコワーキングスペースだ。
室内にはフリーアドレスのワーキングスペースと休憩用のスペース、3Dプリンタやレーザーカッターが並ぶものづくり用のスペースが用意されている。
オーナーの本庄克宏さんはいくつかのECサイトを運営していたが、クリス・アンダーソンの「MAKERS——21世紀の産業革命が始まる」を読んで、デジタルファブリケーションツールの存在を知り、なかでも製品レベルの品質で加工ができるレーザーカッターに強い関心を持った。
しかし、当時は気軽にレーザーカッターが利用できる施設が関西には無く、個人がものづくりで起業する時代に向かっている中で、気軽に試作できる施設が必要だと思い、Co-Boxを立ち上げた。
平日の日中はコワーキングスペースとして利用されることが多いが、平日夜や休日にはワークショップも開催している。うちわや革製品など身の回りにあるものを加工するなど、気軽に参加しやすいテーマを心がけているという。
「私自身がレーザーカッターから受けた衝撃的な体験を、ぜひいろんな方にも感じてほしいと思い、レーザーカッターを使ったワークショップは頻繁にやっています」(本庄さん)
今後はコワーキングスペースとして、ものづくりで起業する人が集まるスペースにしたいと本庄さんは話してくれた。大阪市で中小・ベンチャー企業支援を行っている「大阪産業創造館」から巣立ったあと、Co-Boxを利用している人も既に何人かいる。
また、デジタルファブリケーションツールの種類も増やすことでものづくり工房としての機能も拡充し、利用者が主催するワークショップも支援したいという。12人以上でワークショップを開催する場合は1日総額1000円という格安な値段で利用できるということも、そういった想いから来ている。
大阪の官庁街である天満橋の目抜き通りである谷町筋沿いというビジネスでもプライベートでもアクセスしやすいロケーションにあるCo-Box。ワークショップなどイベント情報はWebサイトやfacebookページに掲載されているので、ぜひチェックしてみよう。
概要
所在地 |
大阪市中央区谷町1丁目3-5 |
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営業時間 |
平日(月〜金)09:00〜18:00 |
ウェブサイト | http://www.co-box.info/ |
予約 | 可能 |
受注対応 | 不可 |
料金 |
【一時利用】 【メイカーズ月利用】 【セミナーワークショップ開催】 |
決済方法 | 現金、クレジットカード |