1カ月1000円工作
花見を盛り上げるグッズを1000円で作っちゃおう!
町田さんは桜の花を使ったちょっと懐かしいものを作成
今回のテーマが「花見を盛り上げるグッズ」ということで、代々木公園にやってまいりました。天気もよく、絶好のお花見日和です(まだ桜は咲いていませんでしたが)。
今回はここで発表会です。まずは町田さんから。
「何を作ろうかずっと考えていて、桜の咲く季節のお花見でしかできないものにしました」
かわいらしい箱が出てきましたよ。これはなんでしょう?
町田さんが早速実演。上部を開けると、緑色のシートが見えます。スタンプ台ですかね?
実家から持ってきた桜の花をティッシュに包んで、セットします。そしてふたを閉じると、押し花ができるようです。
「ふたと本体に磁石が入っているので、ふたをするとプレスされるようになっています。この押し花も、これで作ったものです」
おお、女の子らしいですね。
「ただこれだけじゃつまらないですよね。桜の花びらを使って何か作りたいなと思っていたら、“たいへんよくできました”というスタンプ。それを本物の花びらで作ったらおもしろいなと思って」
ふたの裏側に、100円ショップで買ったひらがなスタンプをカットして差し込み、インクを垂らします。
そしてふたをして、ふたの部分をぎゅっと押し込むと……。
桜の花びらに文字が! 今回はお花見ということで「たいへんよくのみました」というメッセージになっています。これはおもしろい! 桜の花びらだけではなく、四つ葉のクローバーでも楽しめそうですね。
バネが入っているので、押し込んでも自動で戻ってくるところは、なかなかよくできています。
箱の中は収納スペースになっています。スタンプの残りが入れておけるほか、ラミネート代わりの幅広セロテープが入っています。
これを使えば、押し花をシールのようにすることも可能です。なかなかのアイデアですね。
材料費は842円です。
かわいらしいお花見グッズ、ありがとうございました。
初登場三谷さんは一人でも花見が盛り上がる(?)グッズ
さて、お次は初登場の三谷さんです。制作過程を見る限り、おもしろそうですけど……。
これが完成品。えっと、これなんですか?
「本来は握って拍手するおもちゃなんですが、それを改造して片手で3つ同時に鳴らせるようにしました」
本体に穴を開けて通した紐を指にかけて引っ張ることで、拍手する仕組みになっています。
「一人で花見をするときでも盛り上がれます」
ということですが、どうでしょう。物悲しさが倍増している感じがしないでもないですね……。
レーザーカッターでカットしたアクリルは、3つのおもちゃをつなげるパーツとして使われています。ここ、とてもきれい。
動画で見てみましょう。
ビールを飲むムカイさんを盛り上げる三谷さん。なんかほほ笑ましいですね。
材料費は948円でした。三谷さん、楽しいグッズありがとうございました。
大人な花見を演出するアウトドアコーヒードリッパー
最後はサワイさん&ムカイさんのサラリーマン工作員。今回は2人でひとつのものを作ったようです。
「花見ってもともと盛り上がってるのに、さらに盛り上げろってどうなのよというところからスタートしてます」
サワイさんはそう言うと、ムカイさんが作ってきたものを取り出しました。
これなんでしょうね?
「外側が僕、中身がサワイさんです」
ムカイさんはそう言うと、広げ始めました。
板が2枚。大きな板の裏側にはテントを張るときに使うベグが収納されています。このスペースもレーザーカッターで掘ったようです。
サワイさんが組み立てていきます。ふむふむ、ドリンクホルダーみたいな?
「これはコーヒードリッパーです」
おおおおおおおお! なんか急にオシャレ度が爆上がりした気がします。
サワイさんいわく、表に使っている木材は桜の端材だそう。材料費を安くあげるために、できるだけ歩留まりをよくしてレーザーカッターで切り出し、並べて接着したそうです。
茶色い部分は、オイルステインを塗り、全体の仕上げにオリーブオイルを使っているということ。かなりのこだわりようです。
「安いコストで価値を出すには、手間をかけることしかないですからね」
サワイさんのものづくり魂爆発といったところでしょうか。
ムカイさんは、カバー兼トレイを担当。フェルトを2枚組み合わせて作っています。
「手でチクチク縫い合わせたんですよ。色違いもありますよ」
ムカイさんはそう言うと、もう1枚のカバーを取り出しました。こちらはちょっとポップな色合いです。
うーん、こう見るとお花見というより、おしゃれなピクニックみたいですね。
材料費は2人合わせて1957円です。
このあと、みんなでコーヒーを飲みましたよ。とても美味でした!
さあ、シーズン到来! ものづくりをしてお花見に行こう!
ということで、今回の1カ月1000円工作はここまで。毎年恒例になっているお花見も、ちょっとしたグッズがあれば盛り上がること間違いありません。
「こんなものがあったらいいのにな」というアイデアがあれば、ご自分で作ってみてはいかがでしょうか?
では次回の1カ月1000円工作もお楽しみに!