Raspberry PiでIoTを始めよう企画
紙相撲が無駄にIoTになった!~Raspberry Piで始めるIoTデバイス入門
メイキング
何が必要なの?
今回の製作で、キモとなる材料は下記の3つです。
Rapberry Pi
皆さんご存知の、小型コンピュータです。ただ小さいだけでなく、GPIOという入出力ピンがついており、そこに別の機器をつなぐことによって、通信/制御することができます。まさにIoT向き。
WebIOPi
こちらはソフトウェア。ブラウザからRaspberry Piを操作するためのライブラリです。写真は、テスト用画面をスマホで表示したところ。これが超絶便利なので、後ほどじっくりご紹介しましょう。
IoTスタートアップキット「Cloud Pi」
これが最重要アイテム。なぜなら、本記事はこのCloud Piの紹介記事だからです。
LAN内での利用であれば初めの2つで足りるのですが、それでは南極基地から操作できませんね。IoTというからにはインターネットにつないでおきたい。そのために使うのが、Cloud Pi。これは、PCやスマホ→インターネット→LAN内のRaspberry Pi、というルートでの通信経路を簡単に確立するためのサービスです。
全体像としてはこんな感じの構成です。
Cloud Piが、インターネットとLANの間にトンネルを掘っているのが分かるでしょうか。そもそもRaspberry Piを直接インターネットにつないでしまえばCloud Piは不要なのですが、そうするとポートの設定やセキュリティ上の問題など面倒がつきもの。これらをすべて省くことができます。
それでは、実装に入っていきましょう。