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オートデスクが表参道で体験型ギャラリー、無料イベントも毎日実施(11/8まで)

オートデスクは表参道のBa–Tsu Art Gallery(東京都渋谷区神宮前5-11-5)で、10月23日から11月8日までの期間限定でギャラリーイベント「Autodesk Gallery Pop-Up Tokyo」を開催している。「創造の未来」をテーマに、同社の製品を使って作られたさまざまなプロダクトの展示やイベント、ワークショップも同時開催する。いずれも無料で参加できる。

トヨタ自動車が開発した3輪パーソナルモビリティ「i-ROAD」。3Dプリントしたパーツでボディやインテリアのカスタマイズが可能。 トヨタ自動車が開発した3輪パーソナルモビリティ「i-ROAD」。3Dプリントしたパーツでボディやインテリアのカスタマイズが可能。

ギャラリーの1階ではオートデスクの製品を活用した世界中のプロジェクトの事例と製品が展示されている。日本での事例としてexiiiの筋電義手「handiii」や、Rinkakと漆職人とのコラボレーションによる3Dプリントされた漆器「urushi」、大型電動バイク「ZeCoo」などを間近に見ることができる。

3Dプリントした器を漆塗りした漆器シリーズ「urushi」。 3Dプリントした器を漆塗りした漆器シリーズ「urushi」。
日本の折り紙をヒントに開発された折り畳み式カヤック「ORU KAYAK」。2012年にKickstarterで資金調達に成功。現在ではアウトドアショップでも販売されている 日本の折り紙をヒントに開発された折り畳み式カヤック「ORU KAYAK」。2012年にKickstarterで資金調達に成功。現在ではアウトドアショップでも販売されている
ギャラリーの2階ではイベントとワークショップが開催される。 ギャラリーの2階ではイベントとワークショップが開催される。

イベントはAutodesk Creative Design Awardsの表彰式、Fabcafeが定期的に開催しているクリエイターによるトークショー「FabMeetup」の出張版などが予定されている。

随時参加可能なワークショップが案内板に掲示されている。 随時参加可能なワークショップが案内板に掲示されている。

ワークショップはファブラボ渋谷がプロデュースし、オートデスクのソフトウェアとデジタル工作機械を使った工作が体験できる。ワークショップは事前予約制のプログラムと、予約無しで参加できるプログラムがあり、一部はファブラボ浜松やファブラボ太宰府など、日本各地のファブラボが出張でワークショップを実施する。

参考展示していたオートデスクの光造形方式3Dプリンタ「Ember」と、出力物のサンプル。 参考展示していたオートデスクの光造形方式3Dプリンタ「Ember」と、出力物のサンプル。
オートデスク ブランド&コミュニケーション担当副社長 グレッグ・エデン氏 オートデスク ブランド&コミュニケーション担当副社長 グレッグ・エデン氏

また、オープンに先駆けて行われた記者発表会でブランド&コミュニケーション担当副社長 グレッグ・エデン氏は、同社が無料提供している3D CADソフト「123D Design」、ロボットフィギュアを作れるアプリ「TinkerPlay」、3DCGソフト「Meshmixer」を日本語化してリリースすると発表した。オートデスク広報によると来週後半にはダウンロードできるようになるという。同社は先ごろクラウドベース3D CAD/CAM/CAEツール「Fusion 360」、コラボレーションツール「A360」の日本語化を発表したばかりで、ソフトウェアの日本語化に力を入れている模様。特に123D Designは無料で高機能なことから多くの3D関連ワークショップで使われている人気ソフトウェアであり、日本語化でいっそう気軽に使えそうだ。

Autodesk Gallery Pop-Up Tokyoは11月8日までの期間中、平日は12:00~18:00、土日祝日は11:00~18:00にオープンしている。10月24日を除き、19:00からイブニングイベントが毎日開催される。 

※記事初出時、会場の所在地に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。

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