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プラントの基本設計業務を効率化する——空間設計を自動化できる3次元モデル作成プラント設計ツール「空間自動設計システム」

千代田化工建設とArentは、3次元モデル作成できるプラント設計ツール「空間自動設計システム」を開発、プラントエンジニア向けに販売する新会社PlantStreamを設立し、2020年8月3日から共同運営を開始した。

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両社は、プラントの空間設計の効率化実現に向けて、千代田化工建設が持つプラントエンジニアリングの経験やプラント空間設計の基本思想と、Arentが持つ設計者の暗黙知をアルゴリズム化させた自律設計するCAD技術や最適化技術とを融合させながら、空間設計の効率化を目的としたシステムのアジャイル開発を進めてきた。

プラントの基本設計業務のうち空間設計に掛かる工数の80%程度を削減し、今までの約5倍の速度で3次元モデルが作成できる空間自動設計システム「PlantStream」を開発。従来数カ月かけて実施していた約1000本の配管の3次元モデル作成も、60秒以内に完了できるとしている。

これを受け、PlantStreamをプラントエンジニアリング業界に特化したソフトウエア(業界特化型SaaS:Vertical SaaS)として世界中のプラントオーナーやEPCコントラクターなど向けに販売を目指すことに合意し、PlantStreamを設立することとなった。

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