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最大800×800×1000mmの造形サイズ——ELEGOO、FFF方式大型3Dプリンター「OrangeStorm Giga」発表

ELEGOOはKickstarterで、最大800×800×1000mmの造形ができるFFF方式3Dプリンター「OrangeStorm Giga」への出資を募っている。

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OrangeStorm Gigaのフレーム統合型ボディは堅牢で、X/Y軸はリニアガイド駆動により安定性と耐久性を向上している。アップグレードしたZ軸ロッドはスムーズな動作と高いレベリング精度を保証し、カーボンスチールのラウンドベースと滑り止めパッドボトムが大型の本体を支える。

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プリントヘッドは3個を追加搭載でき、計4個のプリントヘッドで4つのモデルの同時造形ができる。エクストルーダーはプロキシマルダブルギア押し出し構造を採用し、クロームジルコニウム銅製ノズルと60Wセラミックヒーティングパッドがスムーズで均一な押し出しを可能にする。

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ノズルの最高温度は300℃で、PIDオートキャリブレーション機能により高精度な温度制御が可能。標準のノズル径は0.6mmとなっており、 オプションで0.4、0.8、1.0mmも提供する。パワフルな両サイド方式クーリングファンが、効率的な冷却で造形品質を向上する。

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PEI磁気プラットフォームのヒートベッドは2×2エリア(1エリアは410×410mm)での分割制御ができ、モデルがあるエリアを自動で認識し90℃まで加熱できる。他にもオートレベリング機能や、フィラメント切れやエラー、停電などで機械が止まっても、同じ個所から運転を再開できる機能を搭載する。

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本体サイズは1214×1050×1377mmで重さは76.5kg、7インチのタッチスクリーンは本体から外して操作できる。ファームウェアはKlipperを搭載し、ソフトウェアは「ELEGOO Cura」と「Cura」、ファイル形式はSTLとOBJをサポートする。造形速度は秒速30~300mmで、フィラメントは径1.75mmのPLA、ABS、TPU、Nylonを使用できる。

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OrangeStorm Gigaの予定小売価格は2500ドル(約36万4000円)で、今なら数量限定の早割価格1500ドル(約21万8000円)で提供する。2024年7月の出荷を予定しており、日本への送料は140ドル(約2万円)だ。2024年1月4日までクラウドファンディングを実施中で、12月7日時点で10万ドル(約1470万円)の目標額を大きく上回る約380万ドル(約5億6000万円)を集めている。

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