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中国Maker Faire Shenzhen 2016現地レポート

「海上世界」を席巻した創客(Maker)たちの熱気——中国的創造空間は今年も健在 Maker Faire Shenzhen 2016

数年ぶりの大型台風「海馬」の直撃で、2016年10月21日から行われる予定だった「Maker Faire Shenzhen 2016」は2日順延され、会期も3日間から2日間に変更された。思わぬタツノオトシゴ(英語で“Sea Horse”=海馬)の邪魔が入った形だが、10月23日、台風一過の晴天のもと、熱気ムンムンの中、無事スタートを切った。会場は深セン市内南西部の「海上世界」。チャイニーズMakerたちの熱い競演が始まった。どんなユニークな作品が展示されていたのか?

今年は中国のお台場「海上世界」で開催

海上世界は比較的海に近く、ちょうどお台場の雰囲気に似ている。駅周辺は大きな公園となっており、中央にある港を模した人工池に停泊している船「明華号」がランドマークだ。駅から船を囲む一帯が今回の会場。一部イベントを除き、ほぼすべてのブースが屋外。テントがズラリと並ぶ。

人工池に浮かぶ「明華号」。船室がそのまま客室としても使われ、船自体がホテルとなっている。 人工池に浮かぶ「明華号」。船室がそのまま客室としても使われ、船自体がホテルとなっている。
人気のブースには、あっという間に人垣ができる。 人気のブースには、あっという間に人垣ができる。

出展数からすればMaker Faire Tokyoよりは少なく、また会場は全部で5つのゾーンに分かれているため、人数がばらけてブース間は歩きやすい印象だ。一部を除き、ほとんどが屋外。気温28度湿度70%以上という蒸し暑さの中、出展者も観客も汗みどろ。それでも昨年の6月開催よりはましだという。

改造miniバイクに思わず苦笑

そんな中、クラクションが聞こえた。ブース前に置かれたバイクに人だかり。クラクションに思えたのは中国語だった。「右曲がるよ~」「危ないからどいて~」。アクセルをふかし、ウインカーやクラクションを操作するたびに合成音が響く。実際に中国では走行中のクラクションは当たり前。大して危なくもないのによく鳴らしている。中国らしい改造バイクに苦笑いせざるを得ない。

Raspberry Piを使った電子工作によって改造されたminiバイク。見た目はクラクション代わりの音声がユニーク。(S2Pi) Raspberry Piを使った電子工作によって改造されたminiバイク。見た目はクラクション代わりの音声がユニーク。(S2Pi)

さらに人だかりを頼りにブースを歩く。

ボールを組み合わせて形を作り、スマホで動かすロボットを発見。球形のラインが美しい。ボール表面のジョイントにかみ合わせていく形なので、さまざまな創作物ができる。球と球が連動しているので、動きにぎこちなさが少ない。ユニークな商品だ。

球形ブロックを組み合わせて作るロボット。ロボットアームとして使ったり、車輪をつけて走らせたりできる。(KEYi Technology) 球形ブロックを組み合わせて作るロボット。ロボットアームとして使ったり、車輪をつけて走らせたりできる。(KEYi Technology)

従来の2足歩行タイプのロボットもやはり人気。サーボの組み合わせは、基本通りだが、ボディの素材をかえたり、色をかえたりと、外観の異なる作品が並ぶ。造形そのものはいずれもどこかで見たようなデザイン。その点では、あまり新鮮さが感じられない。

一段高い円形ステージの周りを十重二十重と人が取り巻いている。中央には直径3メートルほどのリング。格闘ロボットの大会だ。技が決まるたびに歓声が上がる。ごつくて作りも頑丈そう。いかにも格闘仕様といったロボットばかり。

対戦型ロボットによるファイトはここ中国でも人気のイベント。 対戦型ロボットによるファイトはここ中国でも人気のイベント。
格闘の模様。むき出しのサーボと光る金属板。武骨だが力強い。 格闘の模様。むき出しのサーボと光る金属板。武骨だが力強い。
出場した2足歩行ロボットたち。ごつい外観がいかにも格闘用。 出場した2足歩行ロボットたち。ごつい外観がいかにも格闘用。
イカやタコを思わせる外観のロボット。スマホで操作する。(DeTao Master Roy Ascott Studio) イカやタコを思わせる外観のロボット。スマホで操作する。(DeTao Master Roy Ascott Studio)
日本のロボット、ラピロも登場。2頭身デザインが現地でも観客の目を引いた。(スイッチサイエンス) 日本のロボット、ラピロも登場。2頭身デザインが現地でも観客の目を引いた。(スイッチサイエンス)

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