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ファブラボとホームセンターがあれば何でもできる!「ホームセンターでハツメイしよう」レポート

ホームセンターの中を歩いていると、なんでも作れそうな気がしたり、普段使わない素材を使って無理やり何か作ってみたくなったり、根拠のない万能感と行き場のない物欲に満たされませんか? そんな人が全国にどれだけいるかわかりませんが、そんな人にうってつけのイベントを福岡でやりました。題して「ホームセンターでハツメイしよう!」。

ホームセンター×ハッカソン、ありそうでなかった組み合わせ

今回会場を提供していただいたのは、九州を中心にホームセンターを展開し、ファブラボ太宰府も運営する「グッデイ」と、IT企業のグルーヴノーツが2016年4月にオープンさせた「TECH PARK MAKERS/ファブラボ天神」。ファブラボを運営する2つの福岡の企業に加え、闇鍋ハッカソンでもコラボしたDMM.make AKIBAも加わり、イベントが実現しました。

ルールはシンプル。ホームセンターに売っているものを組み合わせてチームで作品を制作し、その日のうちに完成させて発表。会場投票で一番票を集めたチームが優勝。買い出しから制作、発表までを1日で済ませるというfabcrossでは恒例になりつつある超特急ハッカソン形式です。

買い出しに行ったグッデイ西福岡店。5000平米の店内に、約7万点の商品が並ぶ巨大店舗。売り上げも全店でナンバーワンとあって、とにかくデカい! 買い出しに行ったグッデイ西福岡店。5000平米の店内に、約7万点の商品が並ぶ巨大店舗。売り上げも全店でナンバーワンとあって、とにかくデカい!

オリエンテーションを済ませて、まずは買い出しということでグッデイ西福岡店に移動。グッデイの中でも1、2を争う大型店舗とあって、とにかく大きい。お店の中に地平線が見えます……。

まずは一人一人が店内を散策し、「これを改造したら面白いものができそう」という切り口で気になるものを物色します。

季節商品の扇風機に

バリエーション豊富な物干しグッズコーナー

エレキットでお馴染みのイーケイジャパンが系列会社だけあって、モーターやLED関連のキットなど電子工作関連グッズも充実していました。ハッカソンに優しいホームセンターだ!

あらかじめアイデアをスケッチブックにまとめてきた人も。

それぞれ持ち寄った商品を基に作りたいものをプレゼン、その後即席の投票で人気の高かったアイデアを中心にチームを組み、1チームにつき5000円以内で必要な部品を買い集めます。

福岡のド真ん中にあるTECH PARK MAKERS

パーツが揃ったら製作環境が整った場所に早速移動! ということで、TECH PARK MAKERSにやってきました。

ガラスを挟んで奥にあるTECH PARK KIDSでは、夏休み中に制作した作品の発表会が行われていました。 ガラスを挟んで奥にあるTECH PARK KIDSでは、夏休み中に制作した作品の発表会が行われていました。
ファブ施設だけあって、細かい工具も充実しています。 ファブ施設だけあって、細かい工具も充実しています。

ここからはfabcrossの運営会社であるメイテックから本職のエンジニアが合流し、各チームのサポーターとして製作をサポート。4時間で作品を仕上げる必要があるため、機材をフル稼働させて一気に作り込んでいきます。

各チームとも買って来たものを並べて、制作の手順や役割分担を決めたら、さっそく分解、改造。

ホームセンターで買ったパーツをベルトソーでカットしたり

ちょっとしたパーツをモデリングして3Dプリントしたり

大人も子供も関係なく、どんどん作り込んでいきます。

どこから突っ込んでいいかわからない光景ですが、本人たちは至って真剣そうです。

今回協賛いただいたグッデイのマーケティング部長岩橋さんも、参加者と一緒に工作。参加者に交じってグッデイで買い物をしていました。

長さを調節できるようにした箱の両端に2枚のレンズを取り付け、ちょうどいい長さに調整すると天体望遠鏡になるというもの。参加者も中の人も関係なく、工作に励みます。

気がついたら残り1時間切ってます。急いで!

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