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スタートアップのパートナー「工場なび」

Braveridge(EMS/受託生産)

Braveridgeは、製品の設計から試作、量産、発送まで可能な受託生産に対応するメーカーだ。BLE(Bluetooth Low Energy)を使った製品を主軸に、大手企業だけでなくスタートアップの製品も数多く手掛けている。

Makersにとって頼りになる3つのポイント

  • 設計から量産まで一気通貫で依頼できるので開発期間とコストが抑えられる
  • BLEを使ったIoT系のプロダクトやガジェットの開発/量産の実績が豊富
  • 自社製品でクラウドファンドを活用した製品も開発していて、Makersとの親和性が高い
お話を伺った代表取締役社長吉田剛さん。Braveridgeは、九州松下電器(現パナソニック コミュニケーションズ)で機構設計者だった吉田剛さんと、回路設計者だった小橋泰成さんが中心となり2004年に設立。PC周辺機器メーカーのOEM生産を中心にビジネスを展開した。福岡と中国に拠点を持ち、金型も自社生産することで開発から量産までのスピードを速めると同時にコストダウンと高い品質を維持する体制を自社内で構築してきた。 お話を伺った代表取締役社長吉田剛さん。Braveridgeは、九州松下電器(現パナソニック コミュニケーションズ)で機構設計者だった吉田剛さんと、回路設計者だった小橋泰成さんが中心となり2004年に設立。PC周辺機器メーカーのOEM生産を中心にビジネスを展開した。福岡と中国に拠点を持ち、金型も自社生産することで開発から量産までのスピードを速めると同時にコストダウンと高い品質を維持する体制を自社内で構築してきた。

2012年から自社製品の開発にシフト。きっかけはスマートフォンにも採用されているBLEだった。

「松下での経験や、Braveridgeの前身の会社でも、ゲーム機向けのワイヤレスコントローラーを開発していたので、無線通信技術のトレンドは常に追っていました。iPhoneにBLEが採用されたのを見て、これからはBLEが軸になる時代が来るだろうと思い、受託だけでなく自社開発も行うようになりました」

そうしてBLEを使った自社製品を展開するうちに、実績を聞きつけた企業からBLEを使ったデバイスの開発の相談が来るようになる。直近では眼鏡型デバイスの「雰囲気メガネ」など、クラウドファンドを賑わせたプロダクトにも数多く関わり、現在では企画相談から設計、試作、量産まで平均して5カ月で製品化する。

「どこか自分が携われないところがあると、そこが品質やコストでボトルネックになりやすい。Braveridgeの前身の会社をやっていた頃、知らないところでだまされていたことがたくさんありました。それなら徹底して自分でやるしかないと思い、組立まで自社内でできるようにしました。もちろん、製品の最終価格にも影響します。一気通貫で行うことで全体で利益が上がればいいので、一つ一つの工程のコストを抑えられます」

部品の調達も自社で行い、海外の部品を使う場合には必ず工場まで視察し品質の管理に細心の注意を払う。複数の案件にまたがる共通の部品であれば調達と品質管理のコストを抑えられるメリットがある。 

Braveridgeのオフィスと組立工場。金型は中国の関連会社で、基板実装を宮崎にあるパートナー企業に委託する以外は、ほとんどの工程を自社で行う。 Braveridgeのオフィスと組立工場。金型は中国の関連会社で、基板実装を宮崎にあるパートナー企業に委託する以外は、ほとんどの工程を自社で行う。

死ぬ気で作る心構えがあるか、それが無ければ絶対にできない

Braveridgeにスタートアップが相談するにあたって必要な事前要件は何か尋ねたところ、シンプルかつ力強い答えが返ってきた。

「本当に死ぬ覚悟で作る気があるかという心構えが第一。それがなかったら良いものは絶対にできない。あとはこんなものを作りたいという絵を描いた紙切れ一枚持ってきてくれればいいです。それだけあれば一緒に良いものを作れる自信があります。それからどうやって資金調達するかも最初から考えておかないと、必ず頓挫します。ブレない信念のある方はスタートアップであっても関係ないですね。目的が明確なので一緒に仕事が進めやすいし、協力しあって短い期間で製品にもなる。必死さも伝わってくるので、こちらも気が引き締まります」 

取材時は雰囲気メガネの出荷の真っ最中。一つ一つ丁寧に磨いて梱包していく。 取材時は雰囲気メガネの出荷の真っ最中。一つ一つ丁寧に磨いて梱包していく。

概要

企業名 株式会社Braveridge
所在地 福岡県福岡市西区周船寺3-27-2
URL http://www.braveridge.com/
問い合わせ方法 問い合わせフォームにて

 

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