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Makers’ Base連載企画「Makers’ Bar」

キーワードは「午前0時」——そこから生まれる十人十色な5cmの立方体

東京・目黒にあるMakers’ Baseで、2015年1月30日、「Makers’ Bar 5×5×5 Cube Etude Vol.2 午前0時編」が開催されました。「Makers’ Bar」というイベントは、「ものづくりを愛する人たち同士で、金曜日の夜にお酒を飲みながら、一緒にものを作ったり、学びをシェアしたりできる場がほしい」というMakers’ Base利用者の思いから生まれました。
木工金工からデジタルファブリケーションまで、さまざまなものづくりを楽しむためにMakers’ Baseに集まる人々が、誰でも自分の個性を爆発させられるようなルール設定で事前制作の宿題を出し、参加者が作ったものを持ち寄るコンテスト形式のイベントです。
イベント当日の様子、そして集まった個性的な作品の数々をお伝えします。(文:皆川めぐみ、写真:長田直樹、皆川めぐみ)

問:「午前0時」を自分なりに解釈せよ。

今回で2回目となる「5×5×5 Cube Etude」(Makers’ Barとしては3回目)。第1回はシンプルに「自分がやってみたい表現手法で、5cmのキューブを作ること」が宿題でした。サイズという誰にも等しい枠組みのみが設けられ、各々が自由に出した答えを持ち寄りました。

第2回からはそこにひとつ、少し表現の幅を広げるきっかけになるキーワードを加えようということになりました。サイズの条件に加えて、誰もが異なる結論を出しうる情緒的な要素を取り込もうという試みです。

色の名前、擬音語、形容詞……どんな言葉なら面白いだろう? いろいろと考えを巡らせた結果、「午前0時」という時間をキーワードに据えることになりました。

午前0時と言われて思い浮かべるもの。それはある人にとっては「シンデレラ」、ある人にとっては「昔聴いた深夜ラジオ」、はたまたある人にとっては「夜空」であり、解釈の連想ゲームからたどり着く結論や表現も人それぞれです。

ものづくりのスキルだけでなく、作者の人となりまでにじみ出る。そんな宿題になっています。

参加者へ事前に伝えられたルールはこちら。

【宿題のルール】
テーマ:午前0時から連想されるキューブ
形状:5×5×5cmの立方体(以上でも以下でもダメ)
用途:自由(プロダクト/オブジェ/フード……なんでも、つまり用途無しでもOK)
素材:自由
製法:自由
個数:自由
費用:自己負担

【コンテストについて】
  • プレゼン後、参加した全員が1人3票を自分の作品以外に投票する形式です。
  • 基準は「1.ほしい/2.美しい/3.面白い」。全てを満たすものではなくそれぞれの基準で1票ずつ投票します。
  • 全体で一番投票数が多かった「最優秀作品」と、それぞれの基準で一番投票が多かった作品を表彰します。

 

「もしかして、似た作品を偶然作ってくる人が現れたりするかも……?」と想像していましたが、そんな心配は必要無く、第1回に続いて参加者のオリジナリティがぎっしりと詰まったキューブばかりが並びました。

当日集まった作品の中から、印象強かったものをピックアップして紹介したいと思います。

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