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イベントレポート

Makerスペースは地方を変えられるか?——鍵は地方の特色を生かした目的設定

集客だけを目的にするのは危険

越智:「集客に関して苦労した点、あるいは成功した事例などがあれば教えて下さい」という質問がありました。いかがでしょうか?

松田:まず大前提ですが、集客が大事だという考えは捨てました。集めればなんとかなるんじゃなくて、集まった人がお金を落とさないとなんともなりません。
継続して運営するにはそれが重要です。有償の集客となると当社ではワークショップとなります。ポイントはSNS。お客さんはものを作りに来る以上に写真や動画を撮りに来るんですよね、土日に来る7~8割のお客さんはこの層です。SNSに上げたくなるような写真や画像が撮れるワークショップにするのが大切です。
 

「ポイントはSNS。写真や画像が撮れるワークショップを目指している」と語るMakers’Baseの松田純平氏。 「ポイントはSNS。写真や画像が撮れるワークショップを目指している」と語るMakers’Baseの松田純平氏。

有坂:集客はしたいですが、短期間に大勢集めれば良いというものではないという気はしています。Makerスペースは、ギークであったり、クリエイティブであったり、と大衆化していないところが面白い。
エッジの効いた層をキープしたまま経営的な安定を図るという点が難しいですね。法人が増えるのはありがたいので、法人営業には力を入れています。地方での集客を考えるなら、その土地のエコシステムでどうMakerスペースを位置づけるかというところが明確でないと間違った集客になりますね。アイデアソースをやる人を集めるのか、試作をやりたい人を集めるのか、ハブにしたいのか、それによって変わります。

橋場真っ先に集客で思いつくのはWeb広告ですけど、やってみたらまったく集まらなかったので今は一切やりません。
DMM.make AKIBAの場合、会員さんは平日にビジネスでやられてるんで、基本、月曜日から金曜日の9時から17時に作業されます。集客が多い方がいいとは言い切れないし、かといってある程度集まらないとお金にならない。
会員さんからの紹介は有効ですね。きちんと会員さんが評価してくれれば、それが伝わり、拡散していく感じはあります。

DMM.make AKIBAの橋場光央氏は「集客が多い方がいいとは言い切れない」と語る。 DMM.make AKIBAの橋場光央氏は「集客が多い方がいいとは言い切れない」と語る。

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