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懐かしい製品から最先端まで楽器で体験——エレクトリカル アンサンブル —ソニーを奏でる、みんなで奏でる—(銀座)

以前インタビューでとりあげたOpen Reel Ensembleが監修する企画展「エレクトリカル アンサンブル —ソニーを奏でる、みんなで奏でる—」が2017年3月31日までソニービル8Fコミュニケーションゾーン「OPUS(オーパス)」で開催されている。ソニーの初代ウォークマン「TPS-L2」から、4Kハンディカム「FDR-AX100」などの製品が、視覚的にも楽しい音響器材へと変貌しており、来場者が特徴あるエレクトリックな音色を奏でることができる内容となっている。

ソニーの過去の製品と最新の製品に触れることで未知なる音楽を

作品名 ブラウン管テレビ「トリニトロン」:画面から発せられる微弱な電磁波を手でキャッチしコイルアンテナを通してギターアンプから音を鳴らす。 作品名 ブラウン管テレビ「トリニトロン」:画面から発せられる微弱な電磁波を手でキャッチしコイルアンテナを通してギターアンプから音を鳴らす。

イベントスペース内には、Open Reel Ensemble によってオリジナリティあふれる音響器材が6種設置されている。各音響器材に、触れる、手をかざす、ボタンを押すなどの動作によって、特徴あるエレクトリックな音色を奏でることができ、ソニーの持つ歴史とエンターテインメント性を新しい感性でリミックスし、新しい表現として体験できる。

作品名 オープンリール式磁気録音機「テープコーダー」:磁器テープが巻かれているリールを手で回すことで、磁気テープが読み取られて音が鳴る展示。 作品名 オープンリール式磁気録音機「テープコーダー」:磁器テープが巻かれているリールを手で回すことで、磁気テープが読み取られて音が鳴る展示。
楽譜を模した作品の説明キャプション。テーマの「奏でる」を意識した展示が素敵だ。 楽譜を模した作品の説明キャプション。テーマの「奏でる」を意識した展示が素敵だ。
作品名 ビデオカメラ「ハンディカム」:ビデオカメラの映像出力を音声入力に直接つなぎ、ハンドルを動かしてカメラに映る縞模様の本数を変化させ音階を変える。 作品名 ビデオカメラ「ハンディカム」:ビデオカメラの映像出力を音声入力に直接つなぎ、ハンドルを動かしてカメラに映る縞模様の本数を変化させ音階を変える。

遊び心が伝わってくる、情報のインプットとアウトプットの捉え方

どの作品も、音になる元情報と、それを音にしていく手法が本当にユニークだ。映像出力を音声入力につなげようと考える人はなかないないし、カメラの機種によってシャッター音が違うからそこから楽器が作れそうだ、なんて普通じゃ考えつかない。独自の観点で楽しみながら真剣にものと向き合うからこそ生まれる発想なんだと思う。

作品名 デジタル一眼カメラ「アルファ」:カメラのシャッター音を使った楽器。機種によって音が変わるので3つとも違う音がする。また連射機能を生かした演奏も可能。 作品名 デジタル一眼カメラ「アルファ」:カメラのシャッター音を使った楽器。機種によって音が変わるので3つとも違う音がする。また連射機能を生かした演奏も可能。
片手でコイルを持たなければならないので演奏は片手でするのが基本になるが、誰かにコイルを持ってもらい演奏者の体に触れてもらえば、通電するので両手で演奏もできる。自分なりの演奏方法を探ってみるのも面白い。 片手でコイルを持たなければならないので演奏は片手でするのが基本になるが、誰かにコイルを持ってもらい演奏者の体に触れてもらえば、通電するので両手で演奏もできる。自分なりの演奏方法を探ってみるのも面白い。

会場に行ったらぜひ恥ずかしがらずに自分なりの音楽を奏でてほしい。期間中に来場者が奏でた音楽はその場でアーカイブされ、3月30日のOpen Reel Ensembleライブ演奏とミックスして披露される。30日のライブ詳細はまだ公開されていないが、近々オフシャルサイトで告知があるようなのでチェックしてほしい。

エレクトリカル アンサンブル -ソニーを奏でる、みんなで奏でる-
会期:2017年3月6日(月)〜3月31日(金)11:00~19:00
会場:銀座 ソニービル8Fコミュニケーションゾーン OPUS(オーパス)東京都中央区銀座 5-3-1
入場料:無料
オフィシャルサイト:
http://www.sonybuilding.jp/eventspace/opus/electricalensemble/
主催:ソニー株式会社

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