Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
コロナ禍の中、2020年に都内に出したお店に、家電蒐集家らしい特色のある商品を置きたいと思い、本格的に集め始めたのがカセットテープだ。そのカセットテープの人気が最近上がり始めているらしく、なぜ人気なのかについて取材を受ける機会が増えている。
筆者が思うには、デジタルの時代にあえてカセットテープで音楽を楽しむのは、アナログ回帰ではなくファッションだと感じている。さらに自分自身のこだわりを演出するツ…
トピックス | 2021/07/06 07:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
昨年から続いているコロナ禍はさまざまな産業に大きな影響を及ぼしている。その中でリモートワーク/ステイホームは業種によっては定着したような感じもしている。
そして家にいる時間が増えると部屋の整理に行き着く人が多いようだ。そのため蒐集家としてはユニークなガジェットが出てくる機会が増えたように思っている。日本にはまだまだ眠ったままの家電も多く、2021年は蒐集のチャンスと捉えて活動を続けている。
そ…
トピックス | 2021/05/25 07:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
新型コロナウイルス感染防止のため遠出をせず、都内での蒐集を行っている。そんな限定された状況でも丁寧に蒐集ポイントを巡回すると面白いものに出会える。やはりネットではなく、足で探す蒐集の方が空振りしても楽しい気がしている。その中で今回発掘したのがSWATCHの「TWIN PHONE」だ。SWATCHは1983年に誕生した、誰もが知っているスイスのユニークな時計メーカーだ。筆者も当時はSWATCHフリー…
トピックス | 2021/02/25 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
2020年の夏はやはり猛暑の夏だった。7月から週の半分を渋谷に出した店舗で過ごしたが、都心の半端ない暑さを体感した。蒐集はさすがに厳しく、買い取りを中心に活動をしている。その中で入手したのが、ソニーが1973年に発売したポータブルテープレコーダー(当時ソニーは“テープコーダー”と呼んでいた)、「TC-2850SD」だ。60年代後半から始まった、テープレコーダーを使用した生録(ナマロク)ブームは70…
トピックス | 2020/11/26 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
梅雨が明け(執筆時)、いよいよ夏本番の時期になったが、コロナの感染拡大中の中、心はなかなか晴れない日々が続いている。8月は例年だとお盆の期間の前後を利用して、なかなか訪問できない遠方に蒐集活動に行くことが多いのだが、今年は難しいようだ。そんなわけで都内を中心に蒐集活動時に出会ったのが1979年にビクターが発売した「RC-550」だ。ラジカセは1970年代後半から大型化が加速し、ステレオタイプが主流…
トピックス | 2020/10/16 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
まだ新型コロナウイルスも一向に収束する見込みもない中、普段電車に乗らない筆者が、感染の怖さを感じながら週の半分を電車通勤している。そんな状況ではあるが、時間を調整して蒐集もコンスタントに続けている。今回は毎週定点観測している地元の観測場所で発見した製品で、いろいろなものが置かれた棚の、1番下にひっそり置かれていたものだ。その製品とは1990年代に発売されたポータブルラジオで、感度の良さから遠距離受…
トピックス | 2020/09/30 11:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
2020年の春は全く季節感を感じる暇も無かった。花見をすることもなく“ステイホーム”に突入し、自粛の日々が続いたが、ようやく外出できるようになったところで梅雨に突入した。蒐集にとって梅雨は一番嫌いな時期だ。
筆者の蒐集は野外が多く、車で移動しながらがほとんどなので乗り降りする度に体が濡れてしまい、風邪をひきそうになることが多い。特に今年はコロナ禍の影響もあり、野外での蒐集は抑さえ気味にしている。…
トピックス | 2020/09/04 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
家電の進化もそうだが、さまざまなプロダクトについて、ここのところ1980年代が再び熱く語られることが多い気がしている。少し前にテレビで放映された「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」のオフィシャルブックや、マガジンハウス発刊の「平凡Special 僕らの80年代」には筆者も少し当時の思い出を寄稿させていただいた。筆者の80年代は会社員として仕事に追われていた頃で、唯一の楽しみがオーディオだった。…
トピックス | 2020/07/29 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
2020年はあっという間に拡大したコロナ禍で、筆者が住んでいる都内も甚大な影響を受けていて未だ大変な方も多いと思っている。筆者の仕事にもかなり影響があり、定点観測をする場所がしばらくの間閉鎖されてしまって、満足な蒐集もできないでいる。ただ、そんな中でもラジカセと一緒に買い取る物の中に面白いアイテムが混ざっていることが多い。今回も少し前に買い取った中にあったパソコンをよく見たら、ちょっと珍しいものだ…
トピックス | 2020/07/14 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
1980年代前半は筆者にとって社会人としてスタートした時期だったので、仕事が優先で大好きなオーディオや無線とはしばらく離れていた。しかしこの時期は時代を彩るユニークなプロダクトが数多く誕生した頃でもある。仕事が忙しかった中でもソニーの「ウォークマン」は欲しくて、「ウォークマンII」を発売と同時に買った記憶がある。ただウォークマンは何回も故障して、サポートでの修理のやり取りが多かったのが一番の思い出…
トピックス | 2020/07/01 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
いつも春になったと感じるのは確定申告に行く時によく吹いている春一番なのだが、今年は新型コロナウイルスの影響で申告が4月になってしまい、春一番ではなく桜吹雪の季節になってしまった。そんな中でも蒐集活動は続いている。蒐集はどちらかというと人のいない場所が多く、あまり人と接触する機会は少ないが、注意はしている。今回ゲットしたのは家電の中でも異色の製品、ナショナルブランド(メーカーは松下通信工業)で発売さ…
トピックス | 2020/06/22 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
サンヨーのROBOシリーズは今までこのコーナーで幾度か紹介させていただいたことがある、筆者の好きなシリーズのひとつだ。ROBOシリーズは製品のバリエーションも多いので、入手した際には今後も紹介したいと思っている。そして筆者の収集も定期的に行なっているが、この頃はシニアの方の持ち物整理をお手伝いすることも多い。基本はいらなくなったラジカセを引き取ることが多いが、ほとんどの場合他にさまざまな家電や雑貨…
トピックス | 2020/06/15 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
今年(2020年)はついに本格的な雪が東京でも降らなかった。筆者がこの時期思い出すのは2011年の東日本大震災だ。今は終わってしまったが、当時テレビで「熱中時間~忙中“趣味”あり~」という番組があった。内容は「情熱大陸」(TBS)のNHK版で、今はやりの変わった人をリスペクトする番組の先駆けだった。その中で「ラジカセ熱中人」というタイトルで、3.11の1カ月前に1泊2日で東北に出かけ、朝から晩まで…
トピックス | 2020/05/28 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
今回入手したラジカセは、前回紹介したパナソニックの留守番電話「VE-R30」を引き取った際のメインの製品だ。バング&オルフセン(Bang&Olufsen)は僕が蒐集家になる前から憧れていた北欧、デンマークのオーディオメーカーだ。日本の製品には無い独特のデザインはスペックに関係なく魅力だった。
そんなバング&オルフセンが唯一作ったラジカセが「Beosystem 10」だ。発売当時の価格は残念ながら…
トピックス | 2020/05/12 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
1980年代後半に始まったバブル時代、家電のデザインはどんどん派手になり、それらのほとんどは海外の著名なデザイナーを起用した海外デザイナーバブルと化していったが、国内メーカーのインハウスデザイナーも負けじと奮闘していた。
家電業界がそんな状況の中、当時の通信業界では1987年に携帯電話事業がスタートしたばかりで、一般家庭の電話はまだまだ留守番電話が主流だった。筆者も当時パイオニアのおしゃれなコー…
トピックス | 2020/04/21 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
日本の家電メーカーは、その多くが戦前に誕生して戦後に急成長していった。その中のパナソニック(創業時の社名は松下電気器具製作所)は2018年に創業100周年を迎えている。今回入手したのはそのパナソニックの国内向けブランドが「ナショナル」だった時代に、創業50周年を記念してナショナル系列の特約店などに配布された非売品の記念カセットプレーヤー「RQ-210」だ。
トピックス | 2020/03/24 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
このコーナーでは以前に、同じエムディオシリーズの「ZS-M5」を紹介したことがあるが、今回はその翌年の1998年に誕生した「ZS-M7」をご紹介する。筆者が蒐集活動を開始した2003年にはまだ現役で活躍していたMDラジカセだ。
トピックス | 2020/03/05 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
この頃よく知り合いの方から「カセットテープがいま流行りらしいですよ」と声を聞くことが多い。巷ではようやくカセットテープの再燃がささやかれているらしい。筆者が10年以上前からカセットテープの魅力について語ってきたことが世間で認識されるのは、正直言って嬉しい限りだ。さらに最近ではテレビをあまり見ない筆者が唯一見ている「マツコの知らない世界」でもテープの楽しさを語らせていただいた。
今回はそんなカセッ…
トピックス | 2020/02/14 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
iMacは突然私たちの前にやってきた。時代は1990年代後半、もともとアップル好きだった筆者がまだデザイン会社勤務だった頃、マックはプラチナホワイトの筐体をもつ「Power Macintosh G3」がデザイン業界の標準ツールだった。デスクにはタワー型や横置きタイプのPower Macintosh G3に、トリニトロンやダイヤモンドトロンの大型ブラウン管ディスプレイが接続され、Adobe Illu…
トピックス | 2020/01/29 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
少し前にコロムビアのてんとう虫型のレコードプレーヤーを紹介したが、コロムビアのレコードプレーヤーで一番有名なのが今回ゲットした「GP-3」だと思っている。それは一つの製品としての息の長さだ。1980年に初代のGP-3が登場し、後年カラーバリエーションが増え、他のメーカーからOEM製品が発売され、型番は知らなくてもどこかで見かけたことがある人も多いと思う。2000年頃には生産が終了したが、情報による…
トピックス | 2020/01/17 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
英会話教材は昔から現在までさまざまなタイプのものが数多く存在している。1970年代にはカセットレコーダーやラジカセを利用したカセットテープの教材が多く流通していた。また、テレビやラジオの通信講座もあり、日本人の英語に対する学習欲は強いと思っているが、実際これらの教材で英会話が上達したという話はあまり聞いたことがない。たぶん教材を購入して満足してしまうタイプの人が多いのでないかと思っている。筆者もそ…
トピックス | 2019/12/19 09:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
たぶんMy first SONYシリーズはこのコーナーでも一番多く取りあげてきたと思う。それはやはりバリエーションの多さと、今なお色あせないデザインの秀逸さが、どの製品よりも魅力的と感じるからだろう。そんなMy first SONYシリーズがまた一つ発掘された。
トピックス | 2019/12/11 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
秋の気配を感じながらも日中はまだ暑い日もあるこの頃、蒐集にはいい季節だ。夏のころよりも湿度も低くなるので移動にはもってこいである。そして最近は遠出より、都内の電気店などを仕事の途中に寄って物色することも多く、先日もふらりと寄った電気店で1970年代頃のカセットテープを入手した。この時代のカセットテープは本体の作りがしっかりしていて、作りの精度もよく、プレーヤーにカチッと収まるのが気持ち良い。そんな…
トピックス | 2019/11/22 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
暑さもだいぶ落ち着いてきたこの頃だが、知らぬ間に秋が近づいている感じがする。そんな中での蒐集はアトリエにいるよりも快適だ。今回紹介する製品は、たまたま仕事でお邪魔した埼玉県の某所で発掘したソニーの「コードマシン」(1982年製)だ。
トピックス | 2019/10/30 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
ここのところ毎回冒頭は決まって天気の話題が続けているが、近年はそれほど天候不順が続いていてとても心配をしている。天候は蒐集活動にも少なからず影響するからだ。今年の夏の間は遠距離の蒐集も行きたかったが、都合がつかず首都圏内での蒐集が多かった。そんな中で発掘したのが1973年製のナショナルのラジオだった。
トピックス | 2019/10/11 06:50
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
猛暑が続く毎日だが、外での収集活動は危険を感じるため少し控えている。ただそんな中、全国から入荷するものも少なくない。オーディオに限定して買い取りもしているが、現代では終活などでモノを手放す方も多い。その中に意外と面白いプロダクトを発見することがある。今回紹介する日本コロムビアのてんとう虫型のレコードプレーヤーも、知ってはいたが外箱は見たことがなく、外箱付きで入荷した時は思わず喜んでしまった。
トピックス | 2019/09/27 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
夏本番の猛暑の中、家電の蒐集作業が一番辛い季節でもある。特に品物が屋外に積んである蒐集場所は体にこたえる。そして何よりも品物が高温になっていて、素手で触るのは危険な場合がある。そんな蒐集活動も、良いものが発掘できれば疲れも飛んでいく気持ちになれるのである。また、近年はリサイクルショップにもジャンクコーナーができ、地域によってはユニークなものが見つかる場合もあり侮れない。
トピックス | 2019/09/05 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
やはり今年の夏も少し天候がおかしい気がする今日この頃だ。いままでの夏の蒐集は運が悪いと台風に当たったこともあって、遠方に出かけるときは天候に注意することにしている。そしてこの頃は昔のミュージックテープが比較的大量に出てきて、好きな歌手のテープを選んで買い付けて、修理したラジカセで聴いている時間が多いように思っている。そんな中見つけたのが箱入未使用品のウォークマンだ。
トピックス | 2019/08/26 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
2019年はずっと不安定な気候が続いているが、蒸し暑い日々が続き確実に夏に向かっていると実感する今日このごろだ。本年、蒐集はコンスタントに行なっているが、ラジカセの蒐集が近年と比べるとかなり少なくなってきており全体的に数が減少しているように思っている。そんななか今回は久しぶりのラジカセの収穫になる。
トピックス | 2019/08/02 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
真夏のような暑さが続いたり、雷雨があったりと不安定な気候が続いているが、先日、知り合いの中国のオーディオメーカーの方が来日し、数日間アテンドした。その方は日本の古い家電に興味を持っていて、滞在中都内や埼玉のリサイクル系のショップ数十軒に案内した。まる2日間回って、本人が興味のあった製品を可能な限り購入し満足で帰国した。その中で私が発掘したのが、今回紹介するアップル(当時はアップルコンピュータ)が1…
トピックス | 2019/07/24 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
蒐集活動を続けていて今年もまた思うのは近年気候の変動が激しくなっていることだ。蒐集活動は外にいる時間も多く、朝と日中、そして夜間の気温差が大きいことに気付くのである。いろいろ原因はあると思うが人間が作る物の大量生産、大量廃棄も一つの要因になっているとは思っている。個人レベルでの取り組みだが、蒐集したものをリユースすることで、廃棄ロスを少しでも無くしたいと常に考えている。そんな中今回発掘したのが、誰…
トピックス | 2019/06/28 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
昭和が青春だった方は誰もが中学生の時、技術の時間にラジオの組立て実習をやった記憶はないだろうか。筆者の場合は6石AMラジオキットの組立てをした経験がある。当時からはんだごてを使った電子工作が大好きで、愛読書「ラジオの製作」をバイブルとして秋葉原に部品をよく買いに行っていた。話は戻るが今回は某リサイクルショップの片隅に眠っていたものを入手した。
トピックス | 2019/06/07 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
家電をアートにしたアーティストで一番好きだったのはナムジュン・パイクだった。特に1984年に上野の東京都美術館で行われた「ナムジュン・パイク展—ヴィデオ・アートを中心に」には衝撃を受けたひとりだった。さまざまなブラウン管テレビが作品のコンセプトを妖しく表現している様は、アナログならではの表現であり、家電を使ったアートにすっかり魅了されてしまった。その影響もあって、デザイン会社に勤めていた頃のショー…
トピックス | 2019/05/29 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
桜も既に散り、一年で一番気候の良い季節になってきた現在もこまめにいろいろな場所を回っている。やはり面白いものと出会うのは、インターネットの情報よりもどれだけ足を使ったかで決まると思っている。確かに情報はネットでも入手はできるが、リアルなもの、それも現在市販されていないものはネット社会の現代でも足で稼ぐしかないのである。そんな中で発掘したのが、1980年代後半にヤマハが発売した「AST-C20」とい…
トピックス | 2019/05/10 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
長く寒かった季節からようやく春が感じられるようになってきた今日この頃、日中の蒐集に出掛けるのはだいぶ楽になってきた。この時期は衣替えや入学、入社など今までの環境が変わる時で、不用品などが普段よりも多く処分される時期でもある。時間があればなるべく定点観測を行なっているが、某観測点(お店)でさりげなく置いてあったのが今回紹介する製品だ。
トピックス | 2019/05/03 13:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
My first SONYシリーズは今まで幾度かこのコーナーで紹介をしてきた。実はこのシリーズはバリエーションが大変多く、全てを入手して紹介するのはかなり難しいが入手ごとに記事にしていきたいと思っている。
トピックス | 2019/04/11 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
前回BCLラジオをご紹介したが、今回は1976年製の東芝のラジカセが出土。年代的にこの頃はまだモノラル全盛、徐々にステレオラジカセが安くなってきた時期で、この1~2年後にはラジカセはステレオ全盛の時代を迎えるのである。
トピックス | 2019/03/15 10:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
BCL( Broadcasting Listening)の名機は今まで何度となく紹介してきたが、今回某所から出土したソニーの「ICF-5500」は、BCLという言葉がまだ無かった時代に登場しBCLブームを牽引する役割を担ったラジオだった。1972年頃のラジオは音の良さを売りにしたものが多く、短波というバンドを楽しむラジオという発想は、まだ一部のマニアを除いてはほぼ無かった。そんな中ICF-5500…
トピックス | 2019/03/05 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
1年の中で1番寒い時期の蒐集活動はかなり辛い。ただ家電は時期に関係なくコンスタントに出てくるのでうかうかはしていられない。余談だが先日定点観測している埼玉の某所で、家電ではないが古い書籍が大量に廃棄されていた。思わず見入ってしまい寒風の吹く中掘ってしまった。そして掘り起こしたのは昭和7年に製本された日本軍の写真集だった。当時の戦意高揚している時代がそのまま一冊の本として残されていた。現物は持ってい…
トピックス | 2019/02/18 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
本年はいよいよ平成の最後の年となったわけだが、昭和と比べて平成はどういう時代だったか先日話し合う機会があった。昭和の波乱万丈な時代と比較すると平成は熟成の時代という話になった。現代はさまざまな技術革新が行われているが、その大元は全て昭和に発想されたもので、平成はその延長として革新に次ぐ革新が続いている時代のように感じている今日この頃だ。そして今年の冬は寒い日々が続いており収集にはこたえる季節だ。そ…
トピックス | 2019/02/12 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
スタートはいつからか不詳だが1970年代から80年代前半にかけて夏が近くなるとコカ・コーラ缶のトップに星のマークが印刷されたものが出回り始めた。それはコカコーラが夏になると行っていた「ハッピーかんかん プレゼントキャンペーン」だった。それは星の付いたプルリングを集めて応募するスタイルだった。そしてその懸賞品はラジオやトランシーバー、ヘッドフォンラジオ等の小型家電が多かった。イメージカラーの赤色とオ…
トピックス | 2019/01/29 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
なんだかあっという間に真冬の寒さになった今日このごろだが、寒くなるとたくさん出て来るのが不用品だ。やはり冬物を出すときに要らないものを一緒に処分するためだろう。家電蒐集家にとって冬の始まりは廃棄されるものが増える風景だ。先日も巡回している某廃棄物を取り扱っている場所で、定点観測を行ってきた。その中で数点を収集した。その一つがブラウン管テレビで、時代的には音声多重放送が始まって少したった頃の21イン…
トピックス | 2019/01/15 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
夏の暑さから一気に寒さを感じる季節になった。日中は比較的暖かく朝晩はかなり温度が下がり、秋なのか初冬なのか判断がつきにくい気候のために先日風邪をひいてしまった。ここ数年は風邪をひかなかったのだが急激な寒暖差にやられてしまったようだ。
トピックス | 2018/12/26 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
一気に秋が深まって来たこの頃、収集はマイペースで時間が取れた時に一気に巡回するようにしている。そうした中で全く別件で立ち寄ったショップの棚の最上段にひっそりと置かれたこいつを発掘した。場所は東京都に限りなく近い埼玉県だ。発売年は1983年と、35年前の製品だが今見ても色あせていないデザインのラジカセだ。
トピックス | 2018/12/07 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
暑さもやっと落ち着き、秋の気配と思いきや一気に寒くなったりと近年の天候はかなり不順だ。こんな気候の中での収集は結構体にこたえる。ただ、涼しくなると廃棄されるものも増えて何が出てくるか分からず楽しみな季節でもある。
そして10月は出張で中国の深センに行ってきた。正確には広東省深圳市の隣にある東莞市というところだ。深センは中国のものづくりの街として最大の都市になっていて、街は活気に溢れ発展している感…
トピックス | 2018/10/25 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
少し前にCB無線(市民無線)トランシーバーを紹介したが、CB無線が全盛だった1970年代後半から80年代にかけて違法CBという社会問題が勃発した。今回紹介する製品は、その問題解決のために誕生したパーソナル無線機と呼ばれた製品で、CB全盛時代から、携帯電話が登場するまでのはざまに生まれた無線方式だ。
トピックス | 2018/10/17 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
ようやく秋の気配が訪れ、蒐集家としては嬉しい季節になった。ただ、台風は余計だけれど(笑) 涼しくなると物も出やすくなる感じがする。
僕の蒐集の中でも1980年代の製品は特にユニークなものが多い気がする。それは素材を含む造形の自由さと、デザイナーの貪欲なまでのクリエーションのたまものだと思っている。さらにバブルに向かっての経済の勢いもあったと感じる。
そんな勢いのあった時代に生まれたポータブル液…
トピックス | 2018/09/20 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
これでもかとまだまだ残暑が厳しい日々が続いている毎日、お盆は僕の行く収集ポイントは休みのところが多く、お盆でも開いているリサイクルショップなどを覗いている。
トピックス | 2018/09/05 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
今年、2018年の夏はラジカセをも溶かしそうな暑さが続いている。実際真夏の蒐集は注意が必要で、取引している廃家電会社の倉庫は屋根がない所も多く、並んでいる家電製品に欲しいものを発見しても手で触るときは火傷の危険性があるため、素手は絶対に厳禁なのだ。
そのような現状があって今月は比較的きちんとした倉庫がある場所を選んで蒐集をしているが、今回紹介するラジカセは巡回している秋葉原で見つけたものだ。
トピックス | 2018/08/24 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
東京もすっかり夏模様の昨今。今年も猛暑の様相を呈しているが、まだあまり蝉の声を聞いていない。こんなに暑いと昼間に蒐集活動するのはかなり危険なため、いつもの月よりも控えめに行動している。そんななか前回に続いてまたソニー製品が入荷した。
トピックス | 2018/07/18 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
家電蒐集家の僕が蒐集している家電は昭和のものだけではない。その基準は製品が発する魅力がデザインで表現されていることだ。そうした魅力が詰まったものは昭和の時代に多く存在するのだが、平成にもユニークな製品は多く存在すると思っている。そんな平成12年(2000年)に誕生したのがソニーのオーディオ機器「ZS-55」だ。今回も埼玉のリサイクルショップで購入した。この製品にはリモコンも付くが今回は本体のみだ。
トピックス | 2018/07/03 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
以前に一度“ROBOシリーズ”の電話機を紹介したことがあるが、今回そのサンヨーROBOシリーズのステレオカセットプレーヤーを埼玉で発掘した。ROBOシリーズは子ども向けで、ソニーの“My first SONY”と同じコンセプトだがROBOシリーズは家電以外にもさまざまなプロダクトが存在する実にユニークなシリーズだ。
トピックス | 2018/06/21 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
家電を集める基準、筆者の場合はあくまでも第一印象だ。スペックではなく家電そのもののデザインに惹かれたときに購入を決意する。そして集めているほとんどのものが昔の家電のため、動作はほぼ確認なしで購入している。だからファクトリーに持ち帰って電源を入れると、半数近くはジャンクになる壊れたものが多い。しかし筆者としてはそれで十分で、蒐集家として求めているのはユニークな家電との出会いだけなのだ。
トピックス | 2018/05/30 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
今年(2018年)はテレビの番組等で家電を使用した演出の仕事が比較的多くあり、近頃も地上波の某番組でソニーの1976年製の名作「FX-300」というラテカセ(ラジオ+テレビ+カセットテープレコーダー)という多機能のラジカセを使って、スタジオで地デジを見る演出をしたばかりだ。その演出に必要な機材を揃えるために廻ったリサイクル店で見かけたのが、今回紹介するソニーのMy First Sonyシリーズの「…
トピックス | 2018/05/17 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
あっという間に冬から春になった4月は引っ越しなどが多い月で、当然移動するときに廃棄されるものも多い。
だから僕が巡回する廃棄されたものが集まる場所にも当然ながら新鮮(?) な廃棄物が通常の月よりたくさん出回る。
そんな中、発掘したのが今回紹介する昭和を代表する無線機、ナショナルのRJX-601だ。
トピックス | 2018/04/16 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
3月は急に暖かくなったり寒くなったりと日々気温が変わる月。正直言って蒐集家にとって野外での蒐集は朝から晩に及ぶこともあるので着るものがとても難しく悩む日々が続く。そんな3月に仕事でリサイクルショップを一日巡った日があり、埼玉の奥地のお店で発見しゲットしたのが今回紹介する1970年代(推定)のオーディオタイマー、赤井電機の「RT-100」だ。
トピックス | 2018/03/23 07:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
少し春めいてきた2月だが家電蒐集にはまだ少し寒すぎる日々もあり、冬の蒐集手段の一つとして全国から買い取りを行っている。そんな買い取りで購入したのが今回紹介するソニーの初代ドデカホーン、「CFS-W60」だ。
トピックス | 2018/02/27 09:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
蒐集家の基本の活動は屋外なので、今年の冬は寒すぎてかなり辛い。
昨年、以前から知り合いの方が独立して家電のヤードを埼玉県さいたま市に開いた。僕が以前からラジカセに目がなかったのを知っていて、開設後初めて訪れるとラジカセを集めてくれていた。
トピックス | 2018/02/13 09:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
2018年も「プロダクト一機一会」をよろしくお願い致します。
トピックス | 2018/01/26 09:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
体調が少しずつ良くなっているので蒐集活動を身近で始めていて、主にハードオフ等のリサイクルショップを中心に回っている。実はハードオフもこまめに探すと、結構面白いものに巡り合うことも少なくないのである。
やはり中古家電との出会いはタイミングなのだと実感している。これまで十数年間、見つけたが購入できずに逃した家電も多く、今も教訓にしている。
トピックス | 2017/11/22 09:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
今月も蒐集活動を繰り広げている。できれば地方に行ってみたいのだが、今月は予定が入っていて無理なので来月少し遠出を検討している。そんな中でも仕事で外出中に少し探索すると結構いろいろな家電が見つかる。
トピックス | 2017/11/02 09:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
病気療養のため1年近く休載させていただきましたがようやく今回、連載を再開できてとても感謝しています。ただ、その中でもラジカセをテーマにした「大ラジカセ展」を本年も各地で行なってきました。来年も新たな企画でイベントを開催したいと思っています。イベントの開催は、いろいろな方との出会いも楽しみの一つです。
トピックス | 2017/09/27 09:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
毎日冬らしい寒さが続いて本当に寒い。僕のファクトリーも不在が多いためいつも空気がキンキンに冷えていて、注意していないと風邪を引きそうになる。
そんな中、今年から開始するあるプロジェクトのため電車で埼玉の東松山に行ってきた。ここには実は大きい工業団地があって、僕の主宰するデザインアンダーグラウンドのオリジナルカセットテープを作ってもらっている会社もある。
ただ、今回はそちらとは全く別の用件で日本…
トピックス | 2017/01/31 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
2017年を迎え、体調も整えながらまた新たな気持ちで蒐集活動に取り組んでいくのでどうぞよろしく。今年は新たに蒐集ポイントを拡大してさらにユニークな家電を紹介したいと思っている。
トピックス | 2017/01/13 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
ここしばらく体調が思わしくなく2カ月休載させていただいたが、ようやく体調も戻り、今月からまた蒐集記を再開させていただく。機械も人間も動くものは適度なメンテナンスの必要性を感じた2カ月間であった。
その間、季節もいきなり秋から冬に突入し、現在は少しずつ体を慣らしながら近場から攻めている。
トピックス | 2016/12/16 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
9月に入り朝晩は涼しく過ごしやすくなったけれど、今年は台風が多く、蒐集のタイミングがとても難しい日々が続いている。そんな中、先日約1週間リサーチと蒐集を兼ねてオーストラリアに行ってきた。
オーストラリアは蒐集対象の国としては全く頭になかったので、実際はどうなのか確認するのにちょうど良かったのだ。
トピックス | 2016/09/27 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
蝉の鳴き声も少し落ちついて夏もそろそろ終わりそうな気配を感じるこの頃、蒐集にはもってこいの季節の始まりでもある。夏の間の蒐集は暑かったために探す時間も短く集まったものは少ないが、その中から今回は変わったワープロを紹介する。
トピックス | 2016/08/26 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
ここのところ箱入りのデッドストックが多かったけど、箱入りはそう簡単にはお目にかかれない。じっくり活動を続けてたまに出会うのが醍醐味だ。
トピックス | 2016/08/11 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
家電蒐集家にとって夏の屋外はあらゆる意味で危険と隣り合わせ。強い日差しによる日射病を回避するため蒐集は必然的に屋内が中心になる。車で移動して倉庫やビルの中にある蒐集ポイントを目指すのだ。
トピックス | 2016/07/29 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
デッドストックという言葉の響きは、蒐集家にとって一番惹かれるフレーズだ。
実は前回まで紹介してきたSONYの倉庫で、もう1点珍しい製品がデッドストックで発掘された。確認したところこれが本当に最後のストックらしい。
というわけで発掘されたデッドストック最後の製品「SONY PS-Q7」の紹介だ。
トピックス | 2016/07/15 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
本格的な梅雨の到来。家電にとってはこの湿気が大敵。保管の際に屋内ではなく屋外、特に物置などに置いておくと間違いなく湿気にやられてカビたり錆たりするので注意が必要なのである。
僕が保管するラジカセも、なるべく通気性の良い棚に置いて空気がよどまないようにしている。そんな梅雨時ならではの話題はさて置いて、前回に引き続き倉庫から発掘したSONY製品を紹介する。
トピックス | 2016/06/29 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
梅雨という、一年で最もいやな季節が今年も到来した。僕の蒐集作業はほぼ屋外が主になるので、汚れるのと濡れるのとで精神的に疲労する。しかしそんな梅雨時でも探せばいろいろな物が入手できるのである。
トピックス | 2016/06/16 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
このところ仕事でテレビ番組などの家電プロデュースが一気に増えて、ライフワークである蒐集活動が思うようにできない状況が増えてきた。蒐集活動は僕のモチベーションを上げるためには絶対必須の作業で、何とか時間を作るのが今の課題になっている。
そんな理由で今やりたいことは、全く知らない土地に行って、一気に蒐集したいと画策しているところだ。
トピックス | 2016/05/30 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
家電蒐集家の物集めの手段はさまざまな方法がある。メインは世の中から廃棄されたゴミが集められるところを回る定点巡回で面白い物を探す方法だ。
そしてもうひとつが、ほぼみんながやっているリサイクルショップ巡り。僕もたまに巡ることがある。
トピックス | 2016/05/10 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
時代と共に廃棄されるプロダクトも変わってくる。その中でも十数年でデザインが大きく変化したものの代表がパソコンだ。
今回はパソコンの廃棄所の薄型モニターコーナーにまぎれていたこんなPCを発掘した。多分普通の人には古い液晶モニターにしか見えなかったと思う。
トピックス | 2016/04/19 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
先日、仕事とリサーチを兼ねて沖縄の那覇に行ってきた。実に数十年ぶりの沖縄だ。以前とすっかり変わってしまった場所と全く変わらない所があり、懐かしくもある新しい今の沖縄に触れてきた。今回の目的は沖縄の音を録ること。これは自分のライフワークで、日本各地で自分が感じるその土地らしい音を録音して、サウンドスケープとしてカセットテープで保存している。
トピックス | 2016/03/23 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
今回紹介する家電はなぜか前回紹介したPC-6001mkIIと同じ1983年製だ。蒐集していてなにと出会うかは全くの縁なので、同じ年代が続くのも偶然ではなく必然と思っている。
トピックス | 2016/03/01 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
一年のうち、2月頃の蒐集はかなりきつい。それは蒐集場所のほとんどが屋外か、壁の薄い倉庫のような場所だからだ。
トピックス | 2016/02/16 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」by 松崎順一
1970年代、僕が中学生の頃、家の茶の間に家具調のテレビが鎮座していた。この頃テレビは一家に1台の時代。ビデオなども無い時代で、僕の知る限り人々はテレビ番組に合わせた生活を送っていた。帰宅組だった僕は、夕方4時に始まる三井奥さま劇場の水戸黄門(笑)を見るために学校から駆けつける毎日だった。そんなテレビ番組の束縛から解放される家電が、今回紹介するポータブルテレビなのだ。
トピックス | 2016/01/29 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
現代は映像が簡単に送れるのが当たり前の時代だ。しかしそんなテクノロジーも必ず最初がある。1970年代、僕が小学生の頃に読んでいた漫画週刊誌の「未来の暮らし」等の特集の中に、必ず登場したのがテレビ電話だった。当時は家に電話が無い家庭も多く、テレビ電話は夢のまた夢だった。しかしそんな時代だからこそテレビ電話に未来を感じたのだと思う。
トピックス | 2016/01/15 07:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
それは12月のある日の夕方、日が暮れて間もないファクトリーでの作業中、一本の電話がかかってきた。「ご無沙汰してます!」と言われたけど相手の方が全く思い出せない。そしてしばらく話して、僕が主宰するデザインアンダーグランドが初めてショップを構えた12年前のお客さんだったのだ。
| 2015/12/25 08:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
12月は格好の蒐集時期ではあるが仕事の打ち合わせが多くてなかなか郊外の蒐集場所に行く機会がなく、多少の欲求不満を抱えながら打ち合わせを済ませて、付近を散策し何かないかと探している。
トピックス | 2015/12/11 07:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
11月は蒐集活動が1年の中でもっとも忙しくなる時期。それには理由があって、さまざまな不用品が捨てられるのは引越しや大掃除の時期が圧倒的に多く、特に年度の切り替えの3月と年末の11月から12月にかけては廃棄物の中身が濃く、珍品が捕獲できるチャンスなのです。だから毎年この時期は気合い入れて蒐集に臨みます。
トピックス | 2015/11/27 07:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
70年代はラジオの時代だった。当時中学生だった僕の唯一のパーソナルな情報ツールがラジオだった。1974年前後と言えば爆発的に流行したのがBCLだったが、それとは別に若者が熱狂したのが深夜放送だった。東京ならばNHK、東京放送(TBS)、文化放送、ニッポン放送各局で深夜に個性的なパーソナリティーが登場してとっても楽しい時代だった。僕はTBS派で、「パックインミュージック」がお気に入りで、ラジオのスケ…
トピックス | 2015/11/02 07:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
蒐集家を始めてから12年、長いようでまだまだ巡り会えない家電が多いのも事実。だから仕事ではなくライフワークとして今後も続行しようと思っている。それにしても当初より珍しい家電はここ数年めっきり少なくなったが、それでも出会うときは出会うから未知との遭遇はやめられないのだ。
トピックス | 2015/10/15 17:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
9月は雨の日以外は蒐集には絶好な日が多い。
でも出会う物はその日限りなので雨の日に出物があることも多いのも事実、まさに蒐集は運次第。
だから蒐集家はがむしゃらに探すというよりじっくり腰を据えて感覚を敏感にして挑むのである。
そして今回はやっと僕の本領を発揮するラジカセが登場。
トピックス | 2015/10/01 07:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
一気に秋の気配を感じるこの頃が蒐集しやすい季節。
そして僕が日常巡回している蒐集場所には家電の種類によって定位置が存在する。
トピックス | 2015/09/14 07:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
4回目となる蒐集日記だけど、何故かこのところ偶然だが東芝の家電の紹介が多い。
そして今回ご紹介するのが先日、お盆休み明けに向かった埼玉某所でのテレビが積まれた山の中から発掘したテレビ、東芝「18RF1」だ。
トピックス | 2015/08/28 11:30
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
前回に引き続き、今回まで上井草で閉店した電気店で発掘した希少な家電を紹介させていただきます。
僕個人として街の電気店がひっそりと無くなっていくのは大変残念な事だと思っています。
個人商店を含めて商店街という庶民交流文化を次の世代に存続させることはとても重要な事だと考えます。
トピックス | 2015/08/17 11:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
先日知り合いの方から連絡を頂いた。その方の親戚がやっていた上井草の電気店が閉店するとのこと。
情報を聞きさっそく拝見させていただくことになった。電気店はいつもの蒐集場所と違って、ある意味僕にとって聖地的なところでもある。
トピックス | 2015/07/27 11:00
Dig up the underground「プロダクト一機一会」 by 松崎順一
今日から新連載“Dig up the underground「プロダクト一機一会」”を隔週でお届けします。
1970年代の家電に造詣が深く、テレビやラジオ、雑誌にもたびたび登場して、家電蒐集家として活躍されている松崎ジュンイチさんに、当時のトレンドや背景も含めて、独自の視点で当時の家電を紹介していただきます。懐かしさの中に新しい気付きがあるかもしれません。
トピックス | 2015/07/16 11:00